愛したはずの夫は、まったくの別人であった。『マチネの終わりに』から2年、平野啓一郎の新たなる代表作!
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から奇妙な依頼を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失い、前夫と別れた過去があった。
長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、彼女はある男と再婚。新しく生まれた女の子と幸せな家庭を築いていたが、ある日突然、夫は命を落とす。
悲しみに打ちひしがれた里枝に、この夫が名前も経歴も全くの別人だった、という衝撃の事実がもたらされる。
弁護士・城戸は、死んだ男を追うことになる。「ある男」はなにものだったのか?
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
本書『ある男』(文藝春秋 1728税込み)の刊行を記念し、トーク&サイン会を開催いたします。
当日、開場予定の18時30分からイベントスタートの19時までの間、イベント参加の皆様から平野さんへの質問を受付けます。会場に紙と鉛筆の用意がございます。
20分ほどのミニトークのあと、時間の許す限り、平野さんが皆様からの質問にお答えしま
店内でのイベントです。トーク部門終了後、サイン会となります。下記参加方法をお読みください。
<プロフィール>
平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。 2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。2016年に長編小説『マチネの終わりに』を刊行し、渡辺淳一文学賞を受賞。2018年9月28日に、新作長編小説『ある男』を刊行。
開催日時 | 2018年10月12日(金)19:00~ |
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会場 | 代官山 蔦屋書店 1号館2階イベントスペース |
参加方法 | 2018年9月10日(月)朝7時より、代官山 蔦屋書店 1号館1階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。 『ある男』の当店での発売日は9月28日(金)です。イベント当日以前に店頭にて本と券のピックアップをご希望の方は、9月28日(金)以降でお願いいたします。オンラインストアでお申込みの方も、発送は9月28日(金)以降となります。ご了承ください ・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。ご購入後に「トークのみ」「書籍付き」の券のタイプを変更することはできません。ご注意ください。 |
定員 | 50名 |
問い合わせ先 | 03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。 |