言葉を口から出すときのためらいを丁寧に観察し、魔法のような文章で青春や恋愛、弱さを描き出してきた町屋良平。芥川賞受賞作『1R1分34秒』では人生に厭きたプロボクサー、最新刊『ぼくはきっとやさしい』では全力で恋をする「メンヘラ男子」が主人公だ。
一方、大前粟生のデビュー短篇集『回転草』では西部劇で転がる草のかたまりが語り出し、最新刊『私と鰐と妹の部屋』でも鋭い刃のような53の奇想が描かれる。主人公たちは素朴な感情をたくさん口にするけれど、肝心なところでは言葉を失ってしまい、それが切実さを醸し出す。
町屋と大前の小説が重なり合うところにある「言葉へのためらい」。それがどのような物語を小説家に書かせ、そして書かせないのか。
ともに2016年にデビューした気鋭の小説家が、お互いの著書や小説を書くこと、小説を読むことの魅力をたっぷりと語ります。
開催日時 | 2019年3月23日 (土) 時間 18:00~19:30 開場17:30~ |
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会場 | 青山ブックセンター本店内 |
参加方法 | 当店ホームページからオンラインクレジット決済、店頭にて引換券のご購入 |
入場料 | 1,350円(税込) |
定員 | 110名様 |
関連URL | http://www.aoyamabc.jp/event/words/ |
問い合わせ先 | 電話 03-5485-5511 |