第66回「菊池寛賞」に佐伯泰英氏、松任谷由実さんら

文=新文化編集部

10月3日、日本文学振興会が選考顧問会を開き、第66回「菊池寛賞」の受賞者を決定。作家・佐伯泰英氏、歌手・松任谷由実さん、明治書院「新釈漢文大系」、東海テレビドキュメンタリー劇場を選出した。

佐伯氏は「密命」シリーズにはじまる〈文庫書き下ろし時代小説〉という新たなジャンルを確立。累計発行部数6300万部を突破するなど、〝出版界を大いに活性化させた〟ことが評価された。また、58年の歳月をかけて全120巻(別巻1)で完結した明治書院「新釈漢文大系」は、〝この文化遺産ともいうべき全集の執筆・編纂に関わった100人を超える漢文学者と版元の偉業〟に対して授賞を決めた。

贈呈式は12月上旬、都内ホテルで行われる。

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