吉川英治4賞、「文庫賞」は西村京太郎「十津川警部」シリーズに

文・写真=新文化編集部

吉川英治4賞、「文庫賞」は西村京太郎「十津川警部」シリーズに
左から塩田氏、篠田氏、西村氏、藤井氏

吉川英治国民文化振興会が3月4日に発表。第4回「吉川英治文庫賞」には西村京太郎「十津川警部」シリーズが選ばれた。西村氏の受賞は第8回「日本ミステリー大賞」以来14年ぶり。1日に原稿用紙20枚書くことをモットーにしているという88歳の西村氏は、「戦争をテーマにした小説を書きたい」と今後の構想を語った。同シリーズは2017年12月1日から18年12月30日の選考期間だけで13点刊行している。

また、第53回「吉川英治文学賞」は篠田節子『鏡の背面』(集英社)、第40回「同新人賞」は塩田武士『歪んだ波紋』(講談社)と藤井太洋『ハロー・ワールド』(同)、第53回「同文化賞」は大谷貴子、金田茉莉、小谷野匡子の3氏に決まった。贈賞式は4月上旬、都内で行う。

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