渋谷の3書店、顔認証カメラによる「万引対策共同プロジェクト」始動へ

文・写真=新文化編集部

渋谷の3書店、顔認証カメラによる「万引対策共同プロジェクト」始動へ
6月28日の記者会見で挨拶する
大盛堂書店・舩坂良雄氏(前列中央)

啓文堂書店渋谷店、大盛堂書店、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店は7月30日、万引き等の犯罪防止のために顔認証カメラを用いて個人データの共同利用を行う「渋谷書店万引対策共同プロジェクト」を開始する予定。事務局は、左記3店と全国万引犯罪防止機構の関係者で組織する同プロジェクト事務局が担う。

個人情報の共有については、個人情報の保護に関する法律第23条第5項第3号に規定されている「共同利用」に基づいて運用していく。対象者の氏名は他の参加店舗に提供せず、事務局のみが保有する。警察への情報提供は行わない。

6月28日、東京・千代田区の書店会館で開催した記者会見で、大盛堂書店の舩坂良雄社長は「書店だけの力ではなしえなかったプロジェクトが実現した。万引きを防止できれば、書店の経営状態は改善する」と期待を寄せた。

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