DNPなど3社、AIを活用した雑誌誌面レイアウト技術開発

文・写真=新文化編集部

DNPなど3社、AIを活用した雑誌誌面レイアウト技術開発
AIがレイアウトを評価し、
着目した部分をヒートマップで表示

大日本印刷(DNP)はこのほど、エー・アンド・ユー、新建築社と共同で、原稿となる画像とテキストを入力すると、AIを活用して雑誌の誌面レイアウトを自動生成する技術を開発した。

3社は、同技術を7月27日発売の雑誌「a+u」8月号(エー・アンド・ユー)のレイアウト制作の一部に活用した。

DNPは、多様な印刷物の制作・製造で培った画像処理や自然言語処理、データ解析などの技術と、最新のAIを掛け合わせて活用することで、固有の〝雑誌らしさ〟に合致した複数のレイアウトを自動で生成し、提示できる技術を開発したという。

同社は「a+u」の過去15年分の紙面データをAIに学習させ、その〝雑誌らしさ〟をスコア化するモデルを開発。AIがどの部分に着目したかをヒートマップで表示できるようにした。

新文化オンラインへ

« 前の記事TOPバックナンバー次の記事 »