早川書房、「ハヤカワ時代ミステリ文庫」創刊
文・写真=新文化編集部
- 宣伝プロモーション部兼営業部営業課の
竹山涼子氏(左)と吉田主任
※吉田智宏氏の「吉」は正式には、土に口と表記
9月10日、「ハヤカワ時代ミステリ文庫」を創刊する。同文庫は、ミステリの興趣を添えた時代小説レーベル。
第ニ編集部の吉田智宏主任によると、第1弾は海外の名作ミステリをオマージュしたもので、稲葉博一『影がゆく』(オマージュ元=ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた』)、稲葉一広『戯作屋伴内捕物ばなし』(同=ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』など)、誉田龍一『よろず屋お市 深川事件帖』(同=P.D.ジェイムズ『女には向かない職業』)の3点。
10月10日には第2弾として冬月剣太郎『陰仕え 石川紋四郎』、大塚卓嗣『天魔乱丸』を発売。以後、2020年1月から季刊ペースで基本的に10日発売とし、2~3点ずつ刊行していく。
9月25日発売の「ミステリマガジン」9月号でも、時代小説特集を組む。