DNP、ジュンク堂書店池袋本店にデジタルシェルフ導入

文・写真=新文化編集部

DNP、ジュンク堂書店池袋本店にデジタルシェルフ導入

大日本印刷(DNP)と丸善ジュンク堂書店はこのほど、ジュンク堂書店池袋本店(東京・豊島区)にプロジェクターとセンサーを搭載した書棚型デジタルサイネージ「デジタルシェルフ」を導入。動画やメッセージなどの配信による、新たな書店メディアの実証実験を開始した。

「デジタルシェルフ」では動画広告や書店員によるおすすめ情報、棚に合わせた広告などを随時配信する。来店客が棚の前で立ち止まった頻度や商品を手に取った回数などをセンサーで計測。POS販売データと組み合わせることで、顧客の購買行動を分析し、効果的な売場づくりに繋げていく。

従来は書店員が紙のPOPの製作や差替えを行っていたが、「デジタルシェルフ」用の広告はインターネット経由で管理して配信でき、データの差替えも容易なため、書店員の負荷を軽減できるという。

同池袋本店では、「デジタルシェルフ」に加え、1階レジカウンター壁面に49インチのデジタルサイネージ4面と、入口付近中央の柱面に55インチの縦型デジタルサイネージを新たに導入。書籍・雑誌の情報のほか、映画やエンタメ、イベント情報などを発信している。

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