第29回和昌会、出版社27社集う

文=新文化編集部

ふたば書房と大垣書店は11月8日、京都・左京区の竹茂楼で第29回「和昌会」を行い、出版社27社となど約50人が参集した。大垣書店の大垣守弘社長は、効率化が進み、「出版社の製作部数が減少して、売れ筋の配本がなくなる店舗もある」と、縮小均衡の流れを危惧した。「それでも読者に満足してもらえるように店づくりを行っているとし、「本の日」の取組みも紹介。

ふたば書房の洞本昌哉社長は、7月期決算について売上高が前年比3%減と報告。今年1月に丸ビル店(東京)、同3月に草津近鉄店、8月に大久保店(京都)を閉店した。一方で、同4月に洛西店(同)、9月に文具の店 ふたば(同)を開店しており、「業績は悪くない。業界全体で盛り上がっていきたい」と話した。

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