協同出版の子会社、沖縄県産本の取次事業へ

文=新文化編集部

沖縄県にある出版社の書籍を対象にして、取次事業に乗り出す。8月に設立した同社100%子会社の協同書籍(資本金1000万円、東京・千代田区、小貫輝雄社長)が、沖縄県産本をトーハン、日本出版販売、楽天ブックスネットワークを通じて全国の書店、大学生協に流通する。

地元の出版社15社が加盟する団体、「沖縄出版協会」と連携して行う予定。運賃高騰が取次会社の課題となっているなか、茨城・板東市にある協同出版の物流センターで、工場に沖縄県の出版社が保有するコンテンツデータを受け取り、プリントオンデマンド印刷で製本した書籍を、東京・千代田区の協同書籍に納品。それをトーハンが集品して書店に配送する。「仲間取引」により、輸送コストを最小限に抑える。

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