「小説新潮」、異例の緊急重版
文=新文化編集部
新潮社が発行する同誌2020年1月号(12月21日発売)が、異例の売行きを示している。同社は同24日、5000部の重版を決定。1947年9月に創刊された同誌は、販売資料が残されている56年以降、重版の記録はなく、今回は少なくとも過去63年間で初の重版である。
同誌1月号では、アイドルグループ・NEWSのメンバーでもある作家・加藤シゲアキ氏の長編小説「オルタネート」の連載がスタート。発売前から予約が殺到し、ネット書店を中心に品切れ店が続出した。
加藤氏が月刊誌で長編小説を連載するのは、今作が初めて。同号ではカラーで8頁にわたるインタビューも掲載。同16日の情報リリース直後からツイッター上で話題になり、一時は「#小説新潮」がトレンド上位に上がった。