「書店朝日会」、パンフレットで事業報告

文=新文化編集部

朝日新聞出版はこのほど、中止した特約店会「書店朝日会」第57回総会のパンフレットを作成し、19年度の販売実績などを報告した。9月18日に行った「会長幹事長会」による決議を経て、会員書店に報告した。

パンフレットによると、昨年8月から今年7月末まで期間、会員書店の書籍売上金額は42億4651万円(前年比11.1%減)。高井昌史会長(紀伊國屋書店)は挨拶文で、「緊急事態宣言を受け、臨時休業を選択せざるを得なかった書店が多かった4月と5月の売上げの落込みが影響したものと考えられる」と記した。

加盟書店は前年より5法人減の100法人。自由書房(岐阜)の退会により、常任幹事を務めていた篠田元弘氏は退任した。

なお、「書店朝日賞」は三省堂書店、丸善ジュンク堂書店、久美堂、金高堂書店、積文館書店が受賞。6つの特別賞はのべ29書店が入賞した。

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