フタバ図書(広島)、39店舗など主要事業を新会社に譲渡。スポンサー企業6社が計9億円出資

文=新文化編集部

3月1日、㈱ひろしまイノベーション推進機構が運営する「ふるさと連携応援ファンド投資事業有限責任組合」が設立する新会社、「㈱フタバ図書」に39店舗など主要事業を事業譲渡する。新会社には、ひろしまイノベーション推進機構、日本出版販売、蔦屋書店、もみじ銀行、エディオン、広島マツダの6社が計9億円を出資。同族会社から脱却して新たなスタートを切る。

新会社、フタバ図書の代表取締役社長CEOには、日販の上席執行役員である横山淳氏が、COOにはTSUTAYA・FC本部服本部長の土橋武氏が就く。

現フタバ図書は1月28日の夕刻、報道関係者に向けてオンライン説明会を実施。同社の世良暢啓常務、ひろしまイノベーション推進機構の熊谷賢一社長、弁護士の藤田浩司氏などが出席した。 藤田弁護士によると、新会社は昨年1月、「ADR手続き」を申請。同6月頃に前述したスポンサー6社を内定して、今回の発表に至ったという。6社の出資比率は非公表だが、ひろしまイノベーション推進機構が議決権ベースで過半数の株式を有した。

2019年7月、「40年前から粉飾決算を行っていた」と報じられた件については一切ノーコメントとした。新会社には世良家および林家の同族は関わらないという。

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