集英社、漫画アートの販売事業で初の越境EC

文=新文化編集部

初めての越境ECとなる漫画アートの販売事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE(以下、SMAH)」をスタート。ホームページでは3月1日から、第1弾抽選販売の受付を開始した(締切=同31日)。
「SMAH」は、漫画原画のデジタルアーカイブを活用した販売事業。漫画作品に「美術品」としての永続的な価値を与えるべく、厳選された印刷技術や用紙などで高品質の〝アート作品〟を製作。スタートバーン㈱が提供するブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.」により、作家と版元の真正性を保証するとともに、作品の来歴情報も永続的に記録する。

各作品は少量生産となり、ホームページで国内外の購入希望者を募り、抽選販売。集英社が海外に向けたECを行うのは、今回が初めてという。

また、横手市増田まんが美術館(秋田)の「マンガ原画アーカイブセンター」や学術機関・美術館などと連携し、紙原画の保存、利活用について協力していく。

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