「ジャンゴ 」 評価:C 読み始めたが最後、一気に最後まで読み終わってしまう。 登場人物や、様々なシーンは強烈なイメージを残していくものの、同じ系列の作品をすぐに続けて読む気にはなれない気持ちが残る。残虐なシーンの表現が、あまりにも「匂い」を感じさせるからだ。たとえばそれは、血の匂いであったり、性欲の匂いなのだけれどそういったシーンを頭の中で再構築するのに、何かためらいを感じてしまうような表現を、作者はするのである。では、読むのを止めればよいのだが、なかなかそうもいかない。この作品は、「恐いもの見たさ」のツボをグサリと突いている。