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奪回者
【講談社文庫】
グレッグ・ルッカ
本体990円
2000/11
ISBN-4062730197
石井 千湖
評価:C
光る脇役を探せ!小説を読むときの愉しみだ。『奪回者』ではなんといってもブリジット。女探偵で滅法気が強く口が悪い。生意気な口をきくエリカとの掛け合いはかなり凄い。ふたりともケンカ上等のタイプ。エリカはブリジットをスケベ女と呼びブリジットは小娘とかえす。お行儀は悪いけれどブリジットは率直で嘘を吐かない。潔さに惹かれる。こんなに魅力的な女に惚れられておきながらアティカスは情けない。このばか野郎、くそっくらえだ。設定を見るに同年代。優しいけれど自分に溺れすぎ。もっと腹が立つのはエリカの両親だ。<酷い親グランプリ>とかあればノミネート間違いなし。人物が印象に残るのだから優れた作品なのだろうがアティカスが嫌いなのでC。
大場 義行
評価:C
用心棒が女の子を守るという、ふつーの物語なのだが、テンポが悪い。とにかくファッキンを連発する少女を守る、軽妙な会話を得意とする主人公。そいつらだけでもおしゃべりなのに、登場人物全員が会話に命をかけてるんじゃねえのか、というくらいのおしゃべりぶり。命がけで女の子を守る用心棒チームが繰り広げる死闘はいいのだが、なんとなく軽妙な会話の合間にそれが挟みこまれているようだった。軽妙な会話と激しいアクションのハイテンポを期待したのだが、とにかく最後までおしゃべりな奴らだった。おしゃべりが過ぎる。
操上 恭子
評価:C
元は雑誌にでも連載されていたのだろうか。小さな山場が次々とあらわれる。謎も少しづつ解明されていくが、それか必ずしも全て真実だとは限らない。あるいは、1ステージづつクリアしていくコンピュータ・ゲームをイメージしているのだろうか。作中にも大ヒットゲーム『ドゥーム』が出てきたし。ただ、ゲーム慣れした人ならそれで一息つけるのかもしれないが、私には中だるみのように感じられた。主人公のアティカスも、あまり魅力的ではない。地に足がついていないというか、自己が確立していないお子様なのだ。ハードボイルドの形態をとっているが、ちっともハードじゃない。だが、作者はまだ若干28歳(発表時)だからなぁ。将来に期待といった所かも知れないな。プロットそのものは面白いんだし。
小久保 哲也
評価:B
一作目を読んでからのほうが、もっと楽しめたと思う。というのも、情景描写がとても丁寧に書き込まれているのとは対照的に登場人物の、特に主役陣の描写が、あまりにもさらっとして軽いのだ。なんなんだろう、という違和感を感じながら読み終えた後で、これが二作目だということを知り、なるほどと思った。一作目を読んでいれば、その違和感もなく、より楽しめただろうと思うと、なんだか残念。だから、読んではいないのだけど、一作目から読むほうを断然薦める。二作目から読んでも楽しめるかと言われれば、YESだけど。
佐久間 素子
評価:D
プロのボディガード・アティカスの今回の警護者は、かつての上官の娘エリカ。チームを組んで強敵SASに立ち向かう。エリカの母ダイアナの登場で盛り上がると思いきや、そのまま失速。いわゆる、どんでん返しにもあまり興奮はできない。何といっても不満なのは、チームの存在が、話の進行につれ希薄になっていくことだ。機能的プロ集団の描写より、内部恋愛の話が多くないか? アティカスは人間関係のドロドロに苦悩するけれど、下半身が暴走しているだけに見えなくもない。ストーリー、人間関係ともに、示唆されるシリーズ1作目の方が質が高そうだ。というわけで、興味のある向きは、まず『守護者』を読まれることをおすすめします。
山田 岳
評価:A
SMクラブがどんな所かわからへん。そやからオープニングはちょっととっつきに’くい。それをしばらくがまんしはると、道は開けんねんで。シーンの一つひとつがテンポのいいアクション映画のよう!で読むものをあきさせへん。事件らしい事件がおこりはじめるのは195ページやのに、ちいっとも苦になれへん。主人公がボディガードとして守りはるのは15才の少女。かつては主人公を兄のように慕ってはったんやけど、彼がじぶんの母とでけているのを知りはって、深く傷ついてはんねん。つまり彼女は主人公を窮地におとしいれる可能性があんねん。けど、主人公は心情的にも彼女を見放せへん、という設定がよ’ろしい。ハリウッドで映画化してほ’しいなぁ。
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