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旅に出ても古書店めぐり
【ハヤカワ文庫】
ローレンス&ナンシー
本体720円
2001/2
ISBN-415050248X
石井 千湖
評価:B
私はそれほどでもないのだが夫は病的な音楽好きで前田日明の「闘うための論語」(音楽じゃないけど)からアニタ・ベイカーの「ラプチュアー」まで何でも聴く。三千枚以上入るCDの棚はほとんど埋まっていてCD代が(私の本代と共に)家計を圧迫している。旅先でもすぐ中古CD屋を探してしまうのでゴールドストーン夫妻の気持ちはよくわかる。期待していなかったところで思わぬ出物が見つかったりその逆だったりがものすごく楽しい。本文中で最高に興奮したのはピークォット図書館の稀覯本研究会のくだり。「おふたりはベビーシッターをたのんでこられたんだよ」という最後の一文は笑えた。何か夢中になっている趣味があるなら古書に興味がなくても面白い本だ。
大場 義行
評価:B
読み始めた時は、これは相当知識が無いとダメだなと思ってしまった。なにせ夫婦で古書店に行って衝動買いをする実話なんだもの。ところがどっこい読み進めるとオモシロイ。コーンウエルやレナードの名もちらほら出てるし、結構知識的にはそんなマニアックじゃない。日本の古本屋だと流行作家の古本は安値で売られているのだが、海外ではその初版だと価値があるとか、知られざる差が観られて楽しめた。特に、かのサザビーズのオークションで奮戦する姿は一読の価値あり。古本屋である本の初版本に出会い、文庫版や新書版を持っていても購入してしまったりもするという行動は、余り人に云えない事だったのだが、この本を読んでなんだ普通の事だったのかと安心している。
操上 恭子
評価:C
本は読むためにあるもの。常識だ。だが、世の中にはそんな常識が通用しない人もいる。部屋の飾りのために、コレクションのために、あるいは投資の対象として本を集める人達だ。この本の作者であるラリーとナンシーの夫婦もそんな本のコレクター。稀覯本や初版本を集めている。でも、素人コレクターだから、あんまり高い本には手が出ない。駐車料金をけちったり、都会のホテルのサービスに文句をいったり、初めての受賞パーティーに場違いな正装をしたりする。親近感がわく。夫婦共通の趣味を楽しんでいるのもいい。随所にちりばめられた本に関する歴史や蘊蓄(うんちく)も面白い。だけど、やっぱり本は読んで楽しめればいいと思うんだけどなぁ。
小久保 哲也
評価:C
本にまつわる様々な話題を取り上げながら、本と向き合うことの楽しさを十分に感じさせてくれる。全体に漂う、古本屋巡りの楽しみは、著者がほんとに好きじゃなければ、描けないことばかりだ。「ドラキュラ」創作に係わる部分は、とても面白かったものの、知らない作家の生い立ちなどを長々と説明する場所は、はっきり言って、つまらない部分も多い。そういう意味では、オタッキーな活字中毒者向けと、言えなくも無い作品。もちろん、会話や情景描写は面白く、引き付けられるのだけど。。。
佐久間 素子
評価:D
古書好きの夫婦がつづる軽いよみくちのエッセイ。「古書マニアなんだけど親しみやすいハイソな感じ」を狙っているのは、装丁からもわかる。著者夫婦に嫌味なところはないので、ドタバタじみた描写は計算としても、親しみやすいには違いない。企画は成功でしょう。意見は常識的、感情は表層的なところが長所であり欠点。オンライン書店についてなど、ああいう優等生的意見なら、わざわざ一章をさくまでもないと思ってしまう。しかし、古書店の話ばかりでなく、ミステリ専門書店、サザビーズのオークション等、話題は豊富で飽きることはない。好奇心で目をきらきらさせながらの見聞録。まあ、読み捨てで十分かな。
山田 岳
評価:B
おしゃれなカバー絵に、やわらかくてウイットにとんだ文体やねんけど、これはアメリカ版『古くさいぞ私は』やね。前作は夫婦でキコウ本にはまっていくようすを描いてはったんやけど、今回は見つけだした本の著者や時代背景もわか’る’。『ドラキュラ』の著者がストーカーいう名前で、劇場マネージャーとしてこきつかわれてはったうっぷんばらし、or、劇場からの自立のために書かはった、とかな。アメリカでも新人のミステリー作家の初版本は2500部で、エドガー賞授賞式に有名作家は出席しいひんとか、アメリカの出版事情もわかんねん。せやけど、読みとばすよ’り、じわじわっと文体をたのしみたい本やね。
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