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お言葉ですが…〈5〉
キライなことば勢揃い
【文藝春秋】
高島俊男
本体 1,762円
2001/2
ISBN-416357090X
今井 義男
評価:A
頑固な人、それもとくに日本語にこだわる人が好きだ。我々のように無学な者はこういう人がいてくれなかったら、<本当のところ>がわからなくなってしまう。言葉は生き物だから、時代の流れと共に変化していくのはやむを得ない。だが、もともとの意味を曲解したまま、変形していくのは気持ちが悪いし落ち着かない。それに誤った日本語を使い続けていたことにある日突然気づいたとき、焦りや恥ずかしさよりも嬉しさの方がはるかに大きいのだ。なんせ恥を撒き散らすのをそこで食い止めることができるのである。そんな理屈抜きにしてもこの肩の凝らないエッセイ集は楽しめる。なかでも<ミイラ>と<白兵>についての話は殊のほか興味深い。<=>を連発する東大教授も笑わせてくれる。ところで、関西では相手のことを<自分>というが、自分のことも<自分>という。それでもちゃんと会話が成立するのだから言葉とは不思議だ。
原平 随了
評価:C
〈言葉〉にうるさいおぢさんが、近頃のいいかげんな言葉の使い方に異義を申し立てるという、どうやら、そんな週刊誌連載のエッセイをまとめた本らしい。〈WEB本〉新刊採点の課題本でなければ、まず、手に取ることのない本だ。というか、書店の店頭に平積みになっていても、目に入らないだろう。だいたい、言葉なんてものは、その意味も読み方も時代と共に変化していくものであって、細かいことに、いちいち、目くじら立てなくても……、などと思いつつ読み進めてみると、これが意外とおもしろいのだ。そうそう、ウチの田舎でも、急須を〈きびしょ〉と呼んでたっけ……と、いつしか、そう呟いていたりする。これって、やっぱり、おぢさんの証拠か?五巻も出ているところをみると、きっと、この著者の主張に、うんうん頷いているおぢさんたちがいっぱいいるんだろうな。
小園江 和之
評価:B
なんというか、ここまで言葉にこだわられると、感想文も書きにくいですね。徹底的にこだわり続ければひとつのスタイルになる、という感じでしょうか。それも「正しい」とか「正しくない」とかの観点から斬りつけるというよりも、著者の好き嫌いに端を発しているところが面白いです。とは言っても、綿密な調査をもとにしての難癖なんで、ターゲットにされたほうはたまりませんね。今回は読者からの手紙も紹介されていますが、どうして、世の中には著者同様のこだわりを持った方がたくさんいらっしゃるようで、油断がなりません。それにしても、私だって入会したいぞ、ディオゲネス・クラブ。
石井 英和
評価:A
ガハガハ笑いつつ読了。しかし、著者の丁寧極まる手紙の整理法を書いた部分には驚かされた。さらに、逐一行われる、雑誌初出時以降に判明した事実等に関する報告の数々。博覧強記の著者は、実に律儀な正義の人なのである。それ故、無知や不誠実からくる世の不首尾を、糾弾し訂正せずにいられない。その様、痛快である。が、何しろ律儀の人であるからして、「やり過ぎ」から発生する、ある種シュ-ルな世界に足を踏み込んでしまったりもする。(やり過ぎではない、万全を期しているのだ、と本人は言われるだろうが)正しい事を主張しているにもかかわらず、その文章には「どこか変」な空気が流れる瞬間があるのだ。そして私は、著者の該博な知識にひれ伏しつつも、また、そこに生まれる不思議な笑いをも愛さずにいられない・・・なんて楽しみ方は邪道と叱られるだろうが。
中川 大一
評価:C
著者は「電話を入れる」という言い回しがキライだそうだ。なるほど、言われてみればちょっとおかしいかなあ。私の職場では「メモを回す」って言うぞ。別に回覧するわけじゃなく、ただ書いて渡す場合でも。これも不自然か。珈琲を飲むことは「茶をしばく」。そりゃ単なる方言だって。この本は、言葉に関する蘊蓄を傾けていて、まずは実用的。でもハウツーものと異なるのは、単に正誤を指摘するのみならず、好き嫌いに基づいて発言していること。だから、言葉は変化していくものでしょ? 別にいいじゃん、というのは反論にならない。ここが小気味よくもあり、時には腹立つんだな。ところで、時おり挿入される「あとからひとこと」では、著者が読者からの手紙を紹介したりしている。何となく、三角窓口みたいだね。
唐木 幸子
評価:B
週刊文春の連載は毎週、読んでいる。私は漢字の使い方や言葉遣いがいい加減なので、学ぶことが実に多い。著者が威張ったり怒り狂ったりしていないので、気持ち良く、なるほど、と言える。何より、ン?と思うことを辞書で調べるようになったのはこの連載のおかげだ。単行本にするにあたっては読者からの反響をまとめて【あとからひとこと】の稿を設けているが、著者は自分の間違いもきちんと訂正していて、公平さ、謙虚さを感じる。私は最近、4歳の娘が『いっぽん、にほん、さんぼん、よんほん、ごっぽん、、、、、、』と言っても、笑いはするが頭ごなしには直さない。ひょっとしたらそういう言い方もあるかも知れないし、という考え方も私はこの著者から教えてもらった。
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