「ぢん・ぢん・ぢん」 評価:D おもろいけど、評者はスプラッターがあかんねん。上巻287ページからの指詰シーンはパスしたい! セックス、暴力、オカマの「萬月の法則」は今回も健在。ちゅうか、より強化されたかんじやね。 「薄汚く、不細工なものを人前にさらすのは、犯罪だ」「うんこ味のカレー、カレー味のうんこ、どうしてもどちらかを食べなければならないとしたら、どちらを食べるか」「この一歩は小さな一歩であるが、大きな第一歩である」等々、「格言・名(迷)言」がそのままプロットになってはる。「人はなぜ、性にとらわれて苦しむのか」「孤独は腐った匂いがする」純文学からはもっとも遠い方法で、純文学を追及してはんのやねえ。