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Dr.ハンディーマン
【早川書房】
リンダ・ニコルズ
本体 1,900円
2001/4
ISBN-4152083433
今井 義男
評価:A
子供の頃から、ハヤカワといえば、ミステリとSFである。ところが本欄のテキストにはしばしばそれ以外のジャンルが取り上げられる。そうでもなければ、長年凝り固まった私の観念は解凍しなかったろう。本書も恋愛小説である。とっかかりの部分に、話ができすぎの感もあるが、カウンセリング・ビジネスの本場アメリカなら、たまにはこんな事故が起きても不思議ではない。ようく考えてみると、人間はどうしたって悩むようにできている。悩まない人間の方が珍しい。要は、ちゃんとした話し相手がいてくれるかどうかである。マギーはそれがいないから嫌な友人に無理やり精神科医のドアを叩かされたのだ。改装工事に来ていて<間違えられた男>ジェイクが行きがかり上とはいえ、持てる力を総動員して、マギーの悩みを一つずつ取り除いていく様子はまことに微笑ましい。映画化されれば、きっと誰もがスクリーンに向かって拍手したくなることだろう。
松本 真美
評価:B
いやあ〜楽しかった。自信をなくし切った若くて美しいシングルマザーの前に現れたカンペキな王子様は、白馬ならぬトラックに乗った建築業者だった。しかも、彼は不本意ながら精神科医という錬金術師として彼女の前に登場するハメになり、彼女の悩みをことごとく払拭しまくるが、その魔法がふたりを取り持ち、同時に邪魔をする。もう、ヤキモキする展開でうっとり3乗って感じ。おとぎ話だし、登場人物はステレオタイプが多いし、勧善懲悪で結末はお約束だけど、これはこれがベストだと思う。心が汚れた私も非常に楽しめました。あ、そうは思えないかもしれませんが、本気で誉めてます。その証拠に、今回は、またまた出ましたのドリームワークスが食指を動かそうが文句言わないもんね。映画でもテレビでもどんどんやってくれ。見ないと思うけど。
石井 英和
評価:B
カバ−に記された物語の発端を読んで、おそらくこうであろうと予測したのだが、その通りのスト−リ−が展開された。で、予測した通りの結末がやってきた。つまりは定石通りの、予定調和的な、ちょっぴりとぼけた、ほろ苦くも心温まるラヴスト−リ−。このような微温的な物語は、どちらかと言えば普段の私の評価するところではない。が、意外に好感を持ってしまったのは、その「心温まる」部分が押しつけがましかったりせず、また、自己陶酔っぽい臭さがあったりしないせいだろう。常に著者は地に足を付けて、自分の訴えかけたい情感と同サイズの物語を、気負わずに繰り広げてゆく。その姿勢が、読んでいて快かったのだ。ただ、もう少しギャグを詰め込んで、ドタバタコメディ的な色を出しても良かったのではないか、とも思った。
唐木 幸子
評価:B
恋が成就するか壊れるか、すれすれのところを行ったり来たり、絵に描いたようなアメリカ人好みの恋愛劇だ。適度に変なキャラクターの脇役たちがドタバタして話を盛り上げてくれるし、主人公は気取らない美男美女。そうだろうなあ、映画になるんだろうなあ。どんな映画になるか、見なくてもわかるくらいだ。しかし不思議にあざとい感じがせず、イライラせずに読後感も悪くない。主人公の2人が素直で実に感じが良いのだ。特にマギーは、扁桃腺炎で繰り返し熱を出す幼い息子ティムを抱えて、託児所に預けられなくて近所に飛び込んだりしながらも必死で仕事をしている。そういう話の隅々まで真実味を帯びていて、先々月の『ラム氏のたくらみ』よりはずっと面白かった。映画は観ないと思うけど。
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