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悪党どもの荒野
【扶桑社ミステリー】
ブライアン・ホッジ
本体 876円
2001/6
ISBN-4594031803
大場 義行
評価:C
ほとんど漫画。憎めない悪党ども、家出娘、娼婦なんかの追いかけっこなだけ。でも強力な技が二つ、この本にはあった。まずとにかく過剰な表現。例えば、「瞬時に原子レベルにまで破壊できそうな目つき」とか。
それと、登場人物があまりに個性的。阿呆な借金取立屋なんて、良かったなあ。それに、行く先々で出会う人、すれちがう人々、ちらりと出てくる人々も皆個性的。日本には余りないロードノベルというものを味わえました。ただ、ちょっと追っかけが長すぎる気がしないでもない。まあ、このいたちごっこが全ての作品なので、仕方ないけど。
操上 恭子
評価:C
主要登場人物は6人。3組のカップルがアメリカ西部の不毛な大地を走り回るわけだが、この3組のカップルができるまでが読みにくい。視点が定まらず、誰に感情移入していいのかよくわからない。しかも、その中盤にさしかかるあたりに結構気になる誤植がいくつかあって、よけい読むのがつらくなる。だが、いったん物語が流れにのりはじめると、あとは小気味良く一気にクライマックスまで突っ走ることができる。そうして最後までたどりついて振り返った時にはじめて、登場人物たちの造形の妙が見えてくる(中にはちょっと弱い人もいるが)。読後感はかなり爽快だ。最後の5ページはいらない気もするが、まあこれはお約束のうちかな。
佐久間 素子
評価:A
カジノのあがりをちょろまかした男と、捨てられた女と、だまされた女。アメリカ大陸を東から西へ、追いつ追われつ三つ巴の逃亡劇が始まる。道中、各々相棒をみつけ、最終的には、三組の男女のおいかけっことなるのだが、どのカップルも実にイキがいい。ろくでなしと、神秘おたくの娼婦。暴走気味のヒロインと、トラウマをかかえた男やもめ。まぬけで残虐なちんぴらと、ヒロイン顔負けに気の強い年増女。当然大騒ぎ、しかもハイスピードだ。そして、かなりコメディ色が強い。はちあわせして、緊迫のにらみあいの最中に、人質にとった方ととられた方が痴話喧嘩をはじめる場面など、かなり笑える。なんて、油断していると、冷水を浴びせるようなシリアスな場面が現れたり。ラストには宴の後の寂寥感までただよわせる力技も堪能できる。満足。ヒロインと父の確執が少々邪魔なのだが、傷という程ではない。期待せずに読み始めたが、一気読みの大当たり!だった。
山田 岳
評価:C
現代は「ワイルド・ホースイズ(荒馬たち)」。ラスベガスで保母をしていた主人公アリスンが、悪党どもにおわれているうちに、自分のなかで眠っていた野生の血にめざめていく。というテーマもさることながら、プロットまでもが、いかにもアメリカ人の喜びそうな、追いつ追われつの展開。が、100ページ近くならないと、話がおもしろくなってこないので、忙しい人には不向きかもしれない。「銃のおかげで病的ともいえる安心感や、真偽はあやふやではあるものの自分は無敵だという感覚を味わっている。」やれやれ。アメリカ人は、どこまでも銃を信仰し、警官の世話になんかなるもんかという、開拓時代の哲学を21世紀にももちこしたのであった。
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