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(上)
(下)
バッドラック・ムーン
【講談社文庫】
M・コナリー
本体 (上)876円
(下)857円
2001/8
ISBN-406273222X
ISBN-4062732238
内山 沙貴
評価:B
爽快に翔け抜けるつばめの様に小さな身体が淡いブルーの高い空を切り裂いて上へ上へと風を切る。そんな気分がハイになるようなスカッとする読み口に、ちょっと爽快すぎて読みごたえが半減してしまってはいるが、それでもやはりスピードで読ませるミステリはおもしろい。ただ悪役カーチも主人公キャシーもかみつく狼のような魅力的なキャラクタなのにいまいち物語のなかに完全に組み込まれていなくて、彼らが話しを引っ張るのではなく、話に引っ張られてしまっているのが残念であった。
大場 義行
評価:A
女窃盗犯の手口といい、冷酷な探偵の追いかけぶりといい、オカルトにはまっている斡旋屋といい、どこからどこまで格好いい。特に良かったのが探偵。会話とかなんだか妙にかっこよく、他の本だったら主人公にしても良さそうなくらいなのに、すぐヒトをぶっ殺す。で、砂漠に埋める。これが追いかけてくるのだから、面白すぎる。主人公の女窃盗犯は盗みしかできない為、どうやって切り抜けるのかとハラハラするし。この手の本が大好きな私個人としては、今月イチオシ。上下二巻ですら足りなく感じてしまいました。
佐久間 素子
評価:C
賢くて冷静な女泥棒キャシー。恋人をなくした場所で、一世一代の大勝負に出るも、盗んだ大金は組織がらみの物騒なものだった。恋人との過去をひきずりつつも、新しい人生を手にいれるために、キャシーは組織の送り込む私立探偵と対決する。とまあ、実に実に古典的な設定なのだが、よくできた古典っていうのは面白いもんだ。ディティールが細かくて、盗みの場面などけっこうわくわくさせてくれる。手品をあやつる私立探偵が、とらえどころのない不気味さでスリリングなのもいい。もちろん、キャシーはかっこいいしね。ただ、人物設定はちょっとしめっぽい感じなので、センチメンタルなのが好きな人向きかもしれない。
山田 岳
評価:B
日常生活は保釈中の囚人生活にも等しく、退屈きわまりない。だからか、アメリカの作家は次々ととんでもない設定やプロットを読者に提供する。そして読者は主人公のキャシーに心をよせて、法の目をかいくぐり、銃をかまえた敵のなかへと飛び込むスリルを味わう。キャシーは元囚人で保釈中でありながら、州をこえてラスベガスのホテルで盗みをはたらく。盗んだのがマフィアがらみのヤバイ金。これを取り戻そうとホテルが雇ったカーチは、キャシーのまわりの人たちを次々と殺し、ついには彼女の娘まで誘拐するとんでもない探偵。警察には頼れないキャシーはひとりカーチと対決するのだが・・・。おもしろいのだが、読んだ時期が悪かった。アメリカの同時多発テロのせいで、日常の方がスリリングになってしまったのよ。人が次々と殺される展開にも、うんざりしてしまったし・・・。
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