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娘たちのための狩りと釣りの手引き
【village books】
メリッサ・バンク
本体 700円
2001/11
ISBN-4789717682
石井 千湖
評価:D
タイトルが面白い。『ルールズ』みたいにいい男と結婚するためのハゥ・トゥ本かと思ったけど小説だったのか。表題作の冒頭にはほんとうに『ルールズ』が引用してあったので笑ってしまった。文中で「嫌んなっちゃうんだけど、この本、ほんとうに効果があるのよ」と主人公の友人が言っている。読書好きで自己啓発という言葉に反感を持ちながらも、思わず馬鹿にしていた『ルールズ』を買ってしまう主人公はリアルでほほえましい。でも洒落たいいまわしがうざったい文体が苦手。『オッジ』や『日経ウーマン』や『フラウ』をふだん読んでいるんだけどたまに『コスモポリタン』も買っちゃうのよねえ、というひとは共感できるだろう。
大場 義行
評価:E
釣り好きの自分としては、ちょっとは釣りの話が出てくるのでは、もしくは結構出てくるのではなんて甘い気持ちで飛びつきましたが、完全に振り落とされました。釣りなんてこれっぽっちも出てこない。話は一人の女性、しかも職業は編集者と、全くもって釣りと関係していない。狩りもだけれども。第三章で完全に振り落とされたのかな。結局の所、一人の女性の成長なわけだけれど、これが普通あるようなスピードではなく、ぽんぽん時間が飛ぶ。で、急に立ち止まってじっくり見て、またぽんと時間が飛ぶ感じ。これに振り落とされない人は凄いと思うな。
操上 恭子
評価:C+
タイトルと表紙のデザインに惹かれて原書ハードカヴァーの発売当時から気になっていた本なのだが、今回始めてまともに読んだ。主人公ジェーンの14歳から30代半ばまでのそれぞれのステージにおける恋愛をテーマとした連作短編集。かなり趣の異なる2編を間にはさんでいる。ジェーンを主人公とした5編の中でも、前半の4作と最後の表代作ではずいぶん雰囲気が違う。別のものと考えた方がいいような気がする。前半の4作はジェーンの成長物語。少女から娘、そして大人の女としてのそれぞれの恋愛観。出合いと別れ、仕事と恋との関係などなかなか面白い。自分の父親と同世代の男との間の恋愛感情など、私にはとうてい理解できないけれども、まあそういうことがあってもいいだろう。そして表代作。一時期は随分話題にもなったベストセラー『ルールズ』をモチーフにしているんだけど、随分おちょくりが入っていて、こんなに書いちゃっていいの? という感じだった。それにしれも『ルールズ』、独身女性にとってはそんなに影響があったのか。
小久保 哲也
評価:B
主人公ジェーンの、短編を追うごとの年齢の変化が分かりにくい。という部分はあるのだけれど、連作短編になっているこの作品。お勧めは5作目の『郊外に住む女の子にとって想像し得る最悪の事態』だ。題名だけで、採点用の字数制限を越えそうになるけど、この中で描かれている家族の姿がとても好きだ。主人公の父と母、そして兄の姿がとても素晴らしい。ほんの少しの会話や描写の中に、家族の優しさを感じる。もちろん、恋愛がテーマの作品なのだろうけれど、ぜひこの『郊外にすむ。。。』を読んでみて欲しい。
佐久間 素子
評価:A
タイトルの意味は「男ゲット法」ってところ。でも、パッケージから予想されるほど軽い本じゃない。7つの話からなる連作集で、主にジェーンという女性の14才から30代をえがく。恋愛の話ばかりなのに、そこからうかびあがってくるのは孤独に他ならない。倍以上年上のアーチーとの日々をえがいた『わたしの恋人』『郊外に住む〜』は特に絶品。ひとりでいるのは寂しいけれど、二人でいるのはもっと寂しい、そうした日々は絶望的に優しく映る。時にはユーモアさえも、そう、こんなに寂しいのだ。ラストに配された表題作のみが脳天気な感じで毛色がちがう。めでたしめでたしで終わりってとこですかね。まあ、読後感は明るくなるけれど、賛否両論だと思う。
山田 岳
評価:C+
アウトドアの本かと思ったら、<男を釣る>本やねんな(笑)訳者までもが最初、評者とおなじ誤解をしはったんやて(笑)。女性の書くちょっと小粋な恋愛小説いうのんは、今までフランス文学の独壇場。そんな中でアメリカ生まれの本書はなかなか健闘してはります。ジェーンというひとりの女性の10代から30代半ばまでの人生を、家族との関係を縦糸に、つきあっている男とのラブ・アフェアを横糸として描いたもんです。そやさかい、ノウハウ本とは違ゃいます。タイトルと同名の最終章も、ノウハウ本にたよって失敗しかけた話です。結局、自分らしさを出すのがいちばんってことやろか?最後はハッピー・エンドいうのんが、いかにもアメリカでんなあ。
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