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>> Amazon.co.jp
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超音速漂流
【文春文庫】
ネルソン・デミル
トマス・H.ブロック
本体 705円
2001/12
ISBN-4167527936
石崎 由里子
評価:A
軍用船がミサイル実験中に、ジャンボ旅客機を誤射する。超高層域を飛行中の旅客機は、機体に穴が開き、操縦士は死亡、乗客の大半は酸欠で脳障害を負う。
僅かながらに生き残ったのは、トイレ等の個室にいた男女5人。唯一、セスナの操縦経験のある主人公が、なんとか旅客機の操縦を試みて、空港を目指す。
しかし、ミサイル実験の担当者は、民間機誤射との報告を受け、事故を隠蔽するべく旅客機の撃墜を画策する。通信、燃料補給等の執拗な妨害をこれでもかと画策する。
読み始めたら止まらない。最近刺激がたりないな〜、という人にはお薦めの作品だが、もちろん、それ以外の人にも。不朽の名作の名にふさわしいストーリー展開、状況描写、登場人物の心理描写のすべてトータルで120点!
そして、今の世の中、こんなシーンに遭遇する可能性は、なきにしもあらず。旅客機の乗客側から見た、事故の瞬間のシーンは、リアリティを感じる。自身の後学の為にも、シュミレーションするのにいいと思う作品だ。
大場 義行
評価:B
ラストの方になると、単なるハリウッド映画になる所が嫌だけれども、最初の興奮度は途轍もないものがあった。というか恐すぎる。誤射されたミサイルが飛行機のどてっ腹に穴をあけてしまうのだもの。穴の空いてしまった機内のあまりの凄まじさはとにかく恐怖。パニックものとしても、最高の部類に入るのではなかろうか。専門用語が豊富というだけで、単純な自分はリアルに感じられてしまうし、確かにそういう行動にでるだろうという事もあり、恐ろしい事この上なしだった。ああ、ハリウッド風にならなければこんな面白いものがあったのかと、感動していたのに。勿体ない。
北山 玲子
評価:B
痛い小説だ。こうもあからさまに、人命は地位や名誉の前ではなんの重みもない、といわれては絶望的じゃないか。見かけはただのパニックものだと思っていたのに、中身はずしりと重いテーマで詰まっていた。軍の誤射により機体に穴の開いてしまったジャンボ旅客機。多数の人命が失われ、助かった人にも脳障害が残ってしまう。奇跡的に無傷で助かった乗客たちが着陸するために奮闘する。なんか、こうやって書いてるとパニックものの王道という感じだけど、フツウは人命を救うためにその道のプロたちが活躍するというパターンなのに、ここに出てくる一部の男どもは生存者がいるにもかかわらずそれをなかったことにしようとするのだ。もともとは善良な人間だったのかもしれない。だが、出世や名誉を守るため良心なんかどこかに吹っ飛び、悪意の人になってしまう恐ろしさ(とくに海軍中佐・スローンはほんとにいやな奴。こんないやな軍人書けるのはデミルの方に違いない)。おまけに機内では、脳障害を負った乗客たちがまるでゾンビのように暴れ出す。生存者たちは四方八方を危機的状況に囲まれている。無事に帰還することができるのか!
操上 恭子
評価:C
本の前半と後半のイメージがまったく違う。前半はテンポが悪くて、話の展開のスピードと文章のスピードが噛み合わない感じだ。多分情報量が多すぎるのだ。20年前に書かれたオリジナルを現在の政治・テクノロジー状況にあわせて大幅に加筆訂正したそうだから、その辺の齟齬が出ているのかも知れない。後半は一転して手に汗握る展開。読み出したら止まらない。ネルソン・デミルらしい上質の冒険小説になっている。(トマス・ブロックの作品は読んだことがないので一概には言えないのだが。)もしかしたら、改訂新版でないオリジナルの方が、全体として読みやすいのかもとふと思った。
佐久間 素子
評価:A
帯の惹句どおり一気読み。古典的名作といわれるだけあって、実におもしろかった。ちょっとあざといんじゃないかと思うくらいのドラマ性である。誤射されたミサイルが旅客機を直撃し機体に穴があく。急速な減圧の中、運良く正常な状態で生き残った乗客5人が生還をめざすという、これは航空サスペンスなのだが、彼らをはばむ内から外からの障害に息つく暇もない。生還させまいとする軍が航空会社が保険会社が、怖くて愚かで戦慄。酸欠で脳を損傷し凶暴化した乗客が、怖くて哀しくてやはり戦慄。夜、めちゃめちゃ怖い夢を見た。難は題も装丁もとっつきにくいこと。メカ物のSFかと思った。原題どおり『メーデー』でいいのに。
山田 岳
評価:A
機体にミサイルが貫通した超音速旅客機、それが生還するまでのサスペンス。誤射の事実を隠蔽したい海軍将校や、生還した乗客に補償金を払いたくない航空会社重役と保険会社担当者がよってたかって超音速機を墜落させようとする、その人間模様が恐ろしい。昨年の同時多発テロの後、NY郊外に飛行機が墜落したが、本当に事故だったのか。これを読むと疑わしくなってくる。
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