
- 『世界奇食大全 (文春新書)』
- 杉岡 幸徳
- 文藝春秋
- 872円(税込)

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タイトルどおり、世界の奇妙な食べ物について書かれた本で、パラパラめくってみると、サンショウウオとか、サソリとか、虎、らくだのこぶなど、みんなけったいな物を食べている。虎って、いったいどこの誰が食うんだと思ったら、加藤清正らしい。虎食うか、しかし。
超B級グルメなんかも載っていて、パイナップル茶漬けとか、みそカツ丼アイスとか、ポンジュースで炊くみかんご飯とか、思わず笑ってしまったが、樹液、という項目があって驚いた。樹液ねえ。北海道では「森の雫」と銘打って白樺の樹液を飲ませているという。なんかワイルドだ。
もっと驚いたのは、土。
土?
食うのか、土を。
あと、紙。
紙食うな!
奉書紙は体にいい。って、紙だろ、紙。食ってないで字書けよ。味噌汁の具にするとうまいとかいって、わけわからん。
私は食べ物にさほど興味がないので、本屋で奇食の本に出会っても、これまでスルーしていたが、私が無視している間に、みんな紙食ってたらしい。侮れん世界だ。
そういえば、辺境作家の高野さんが、どこかでセミのピザを食ったことがあるとか話していた。イナゴでさえ食べたくない私は、セミなんか絶対嫌だと思ったが、驚いたことに、これが結構うまかったのだそうだ。
ほんまかいな。
ただ、高野さんは、セミがなかったらもっとうまかったと思う、とも言っていた。
そうだろそうだろ。


