ツイート数に応じて電子書籍の価格を決定する新サービス「ブックーポン」

 近頃なにかと話題になっている「グルーポン」。グルメやレジャー、エステ、スクールなどの割引クーポンをユーザーが共同購入し、購入者が一定数に達すると、通常ではなかなか実現できない50%以上という大幅な割引が可能になる点が魅力で、ここ最近、急激に認知度を上げているサービスです。

 図書印刷株式会社は12月1日、このグルーポンによく似た名前を持つ電子書籍購入の新サービス「ブックーポン」を発表しました。もちろん名前だけでなく、システムにも似たところがあります。

 まず、販促キャンペーンサイトの「ブックーポン」に対象となる電子書籍が掲載されます。ユーザーはこの電子書籍に対し、ツイッターで応援メッセージを指定のハッシュタグ付きでつぶやかなくてはなりません。なぜならこのツイートをしたユーザー数に応じて、対象となった電子書籍の割引価格が決定するからです。

 ユーザーが集まれば集まるほどお得になる、という点が「グルーポン」によく似ています。しかし、割引クーポンを購入したら必ず商品も購入しなくてはならない「グルーポン」と違い、「ブックーポン」ではツイートをしても購入義務は生じません。また、ツイートをしていない人も割引価格で購入可能。そのため、より気軽に参加できることが特徴です。

 すでに「ブックーポン」では、『夢をかなえるツイッター』『iPhone情報整理術』『ゲームデザイン脳 桝田省治の発想とワザ』という3タイトルを対象にキャンペーンを実施し、それぞれ10%から20%程度の割引を実現しています。もちろん、サービスの認知度が上がりユーザーが増えれば、更に大幅な割引もあり得ます。

 同社は年間100タイトルのキャンペーンを目標に掲げており、今後はよりコンテンツを充実させていく予定とか。これからの普及が楽しみな新サービスと言えそうです。

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