本屋大賞に連続ノミネート、奇蹟が起きる病院を描いた『神様のカルテ』

神様のカルテ
『神様のカルテ』
夏川 草介
小学館
1,296円(税込)
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 興行通信社による8月27、28日の全国映画動員ランキングが発表され、嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦役で登場する『神様のカルテ』が『ハリポタ』を抜き、首位を獲得しました。同作品は、櫻井が約3か月にわたり、約110媒体の取材を受けるPR活動を行い、注目を集めていました。

 原作となった『神様のカルテ』は、「本屋大賞」に2011年・2010年と、2年連続でノミネートされており、2010年には第2位に。第十回小学館文庫小説賞も受賞しています。


 ──信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、悲しむことが苦手な29歳の内科医・栗原一止。職場は常に医師不足で、40時間勤務も珍しくはない。そんな多忙な毎日を送る栗原に、母校の大学医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば妻の榛名ともゆっくり時間を過ごせ、最先端の医療を学ぶことができる。しかし、大学病院から見放され、死を目前にした患者のために働く医者でありたいと、一止は悩むようになる。そんな一止の背中を押したのが、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった......。

 「神の手を持つ医師はいないけども、奇蹟が起きる病院がある」。読んだ人を温かい気持ちにさせるベストセラーです。

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