そういえば、『海底二万里』の映画化ってどうなったの?

海底二万里(上) (新潮文庫)
『海底二万里(上) (新潮文庫)』
ジュール ヴェルヌ
新潮社
680円(税込)
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 2013年は数々の空想科学小説を世に送り出したフランスの作家、ジュール・ヴェルヌが長編冒険小説『気球に乗って五週間』でデビューしてから150年! サイエンス・フィクションの父とも評される彼の作品は、世界中の多くの文学者に影響を与えたといわれています。その彼の作品の中でもっとも有名なもののひとつが『海底二万里』です。

 大西洋に現れた謎の巨大生物が船舶に大穴を開ける怪事件が次々と勃発! 専門家たちの間で「伝説の生き物なのではないか」など様々な説が議論される中、主人公であるフランスの海洋生物学者アロナックス博士は"イッカクのような角の生えた巨大なクジラ"説を打ち立て忠実な助手のコンセーユとともに調査を開始。調査に出向いたアメリカの軍艦「エイブラハム・リンカーン号」で海に繰り出したところ、"謎の巨大生物"との遭遇によって甲板から投げ出されてしまい...まさかここからとんでもない冒険が始まろうとは。

 すでに本作は1954年にディズニーによって映画化されていますが、近年になってまた映画『ファイト・クラブ』や『ソーシャル・ネットワーク』で有名なデヴィッド・フィンチャー監督によってリメイクされるとの情報が飛び交っています。フィンチャー監督自身かなりノリ気とのことですが、昨年10月ブラッド・ピッドに出演オファーをかけているという情報以来新しい情報はなし。もし、彼の出演が決まれば『ベンジャミン・バトン』以来通算4度目のタッグということになりヒットも期待されるので、進捗情報が気になります。

 しかしながら、このリメイクは当初『ターミネーター4』のマックG監督の起用が決定していたにも関わらず1度中断した企画。ヴェルヌの名言として有名なものに"人間が想像できることは、人間が必ず実現できる"というものがありますが、映画化も是非実現してほしいですね。さいごに、本書はリメイクならぬ新訳となっています。

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