指原莉乃がセンターになった理由は「介護をしてくれそう」だから?

正しい保健体育II結婚編 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)
『正しい保健体育II結婚編 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)』
みうらじゅん
イースト・プレス
1,404円(税込)
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前田敦子、篠田麻里子、板野友美などの主力メンバーが続々と卒業したAKB48。彼女たちが参加したAKB選抜総選挙は、スタジアムに何万人もの観客を集め、ゴールデンタイムでテレビ中継もされる一大イベントとなりました。

そんなAKB48の選抜総選挙を「介護選挙」と例えているのが、漫画家でイラストレーターのみうらじゅん氏です。みうら氏は自著『正しい保健体育Ⅱ結婚編』で、AKB総選挙を例に挙げながら、男性にとっての「理想の結婚相手」について語っています。

男性が求める理想の結婚相手とは、どのようなタイプの女性でしょうか。美人や、スタイルの良い人、おしゃれ、料理上手などの条件も挙がりそうですが、最近では不透明な経済情勢を受け、結婚相手に"専業主婦"を望まない男性も増えているそうです。

みうら氏が語る男性にとっての理想的な結婚相手は、「介護をしてくれそうな人」。みうら氏は、男性が女性から無意識に「介護の匂いを嗅ぎとっている」と指摘します。

「結婚について君たちがしているいちばんの大きな誤解は、『自分が彼女を守る』と思っていることです。実際に、最初のうちはそう思って結婚生活を送るかもしれません。しかし結局最後は、動かなくなった自分が世話になるのです。実は男が受け身なのです。結婚とは、相手に身をゆだねる覚悟と、ゆだねたときに介護してくれる女性を選ぶ目がもっとも重要なのです」(みうら氏)

みうら氏の考えでは、総選挙で順位の芳しくなかったメンバーたちが上位に組み込めなかった理由は、「介護をしてくれなさそうだから」。選挙結果を、メンバーたちが年をとった30~40年後に振り返った際、その結果が「納得できる順位になっている」とも語ります。

生涯を共にする夫婦にとって、「介護」は避けては通れない一大事。厚生労働省が発表した平成23年版の簡易生命表によれば、女性の平均寿命は男性と比べて6.46年も長く、女性よりも平均寿命が短い男性が「本能的に介護をしてくれる女性を見極めている」という主張も、確かに頷けるものとなっています。

HKT48の「さしこ」こと指原莉乃が、 1位となりセンターの座を射止めたことで記憶に新しい第5回選抜総選挙。指原が本命とされた大島優子や渡辺麻友らを上回ったことは、大きな衝撃をもたらしました。

順位は下記の通り。果たして、AKBの選抜総選挙は男性にとっての「介護選挙」なのでしょうか。

【AKB48 32ndシングル 選抜総選挙】
1位・指原莉乃、2位・大島優子、3位・渡辺麻友、4位・柏木由紀、5位・篠田麻里子、6位・松井珠理奈、7位・松井玲奈、8位・高橋みなみ、9位・小嶋陽菜、10位・宮沢佐江

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