- 2024年度北上次郎オリジナル文庫大賞は『出署拒否』と『十五光年より遠くない』のダブル受賞だ!
- 昨年から「北上次郎オリジナル文庫大賞」と名称を変更した本賞は、オリジナル文庫にもっとスポットを当てたい! とりわけ、まだ陽の当たっていない書き手を推していこう! という北上次郎氏の熱い想いを受けて始まった賞です。今年も氏の志を受け継いだ編集者8名、評論家3名が選考委員となって大賞を決めていきます。2024年の候補作は、以下の通り。 (24.12.06)
- 2023年度北上次郎オリジナル文庫大賞は『あしたの名医』と『波の鼓動と風の歌』のダブル受賞だ!
- 2012年に始まった「オリジナル文庫大賞」は、オリジナル文庫にもっとスポットを当てたい! とりわけ、まだ陽の当たっていない書き手を推していこう! という故北上次郎氏の熱い想いからスタートした。2017年から「WEB本の雑誌」に場を移して続けてきたこの賞は、今年から「北上次郎オリジナル文庫大賞」と名称を変え、氏の志を受け継いだ編集者8名、評論家3名が選考委員となって、大賞を決めていきます。司会進行役は、北上次郎氏に代わり、本の雑誌発行人の浜本茂が務めます。 (23.12.08)
- 2022年のオリジナル文庫大賞は橋本長道『覇王の譜』だ!
- 単行本の文庫化ではなく、初めから文庫として刊行される「オリジナル文庫」の大賞を勝手に決める「オリジナル文庫大賞」は11年目に突入。今年も書評家4名+文芸編集者7名&北上次郎の12名が集結したぞ! (22.12.08)
- 2021年のオリジナル文庫大賞は三川みり『龍ノ国幻想』に決定!
- 単行本の文庫化ではなく、初めから文庫として刊行される「オリジナル文庫」の大賞を勝手に決める「オリジナル文庫大賞」はいよいよ10年目。今年も書評家4名+文芸編集者7名&北上次郎の12名が集結したぞ! (21.12.08)
- 2020年のオリジナル文庫大賞は、『パラ・スター』がぶっちぎりの1位だ!
- 単行本の文庫化ではなく、初めから文庫として刊行される「オリジナル文庫」の大賞を今年も勝手に決めてしまおう!と書評家4名+文芸編集者7名&北上次郎の12名が集合したぞ! (20.12.07)
- 2019年のオリジナル文庫大賞は大激戦だった!
- 北上次郎+評論家4名+編集者6人の合計11名で、今年も勝手に大賞を決める選考委員会の様子をレポートするぞ。 (19.12.04)
- ポケミス狩り その22(最終回)
- 江戸川乱歩氏が、日本の探偵小説界におけるジョン・ディクスン・カー受容に、多大な影響を与えた(神話化した?)といわれる「カア問答」を発表し... (19.04.26)
- ポケミス狩り その21
- 装幀・永田力 ----犯罪史は、情況証拠のために罪におちた無実のものの記録で満ちていると云ってもよくはないか。又、そうした場合の誤った証拠は... (19.04.25)
- ポケミス狩り その20
- 大津波悦子・柿沼瑛子共著『女性探偵たちの履歴書(プロフィール)』(同文書院インターナショナル・1993年12月)の第Ⅰ章「女性探偵への道... (19.03.01)
- 『不夜城』前夜の馳星周
- 1985年、新宿ゴールデン街での青春を描いた馳星周さんの自伝的小説『ゴールデン街コーリング』。いわば"『不夜城』前夜"ともいえるこの作品の刊行を記念して、デビュー前の馳さんをよく知る目黒考二さんと、『不夜城』の担当者であるKADOKAWAの宍戸健司さんの対談が実現。あの頃のゴールデン街と馳星周誕生の裏話について、たっぷり語り合っていただきました。 (取材・文 朝宮運河) (19.01.10)
- 2018年の「オリジナル文庫大賞」は、野口卓『なんてやつだ』(集英社文庫)に決定!
- 北上次郎+評論家4名+編集者7人の合計12名で、今年も勝手に大賞を決める選考委員会の様子をレポートするぞ。 (18.12.05)
- ポケミス狩り その19
- (左)装幀・上村経一、(右)カバー・河村要助 〈ある日、ぼくは仕上げたばかりの翻訳の原稿を早川書房の編集室に届けた。当時の早川書房の編集室... (18.08.09)
- ポケミス狩り その18
- とある土曜日、紀伊國屋書店・新宿南口店の6F洋書フロア(現在のBooks Kinokuniya Tokyo)で〈Entertainment... (18.01.12)
- ポケミス狩り その17
- 装幀・浜田稔 何年か前のこと----消閑の気散じにと、隣室を埋めつくす本の山脈の一角をなすポケミス地帯から、気まぐれに『スターベル事件』... (17.12.28)
- 2017年のオリジナル文庫大賞は『夏の祈りは』と『義経号、北溟を疾る』のダブル受賞だ!
- 北上次郎+評論家3名+編集者8人の合計12名で、今年も勝手に大賞を決める選考委員会の様子をレポートする。2017年は史上初のダブル受賞だ。 (17.12.06)
- 天下御免的断続SF話 極私的番外編
- 初めて、父の本棚を覗いたのは、いつだったか。そのとき読んだ本のことは憶えているのに、時期はとなると、いささか漠然としている。 そこで久々... (17.01.31)
- 戦後日本SF出版史・補遺[横道篇]
- 〈本の雑誌〉2015年8月号の人気リレー連載「読み物作家ガイド」は、亀チャンこと亀和田武さんの「一九六五年の澁澤龍彦」で、過日、フムフムと読... (16.03.07)
- ポケミス狩り その16
- 毎日いつも一時間、本気で地獄を信じたくなるのだった。 ----あまりにも有名な『素晴らしき犯罪』の書き出しだ。 ポケミスから長谷川修... (15.12.24)
- 日本SF戦後出版史・脇道篇
- 装丁・間村俊一 ラジオのSFドラマについて、まとまって書かれた本は、ぼくの知るかぎり、探偵作家・川野京輔こと上野友夫氏の『推理SFドラマの... (15.08.13)
- 日本SF戦後出版史・脇道篇
- さる2月、TBSラジオの毎週日曜の夜9時からの30分番組、"聖教新聞プレゼンツ"《ラジオシアター/文学の扉》で、海野十三原作のラジオ・ドラ... (15.08.06)
- ポケミス狩り その15
- 装丁・伊藤悌三 〈深夜、純粋な気持になつて、探偵小説史上最も優れた作家は誰かと考えて見ると、私にはポーとチェスタートンの姿が浮かんでくる。こ... (15.07.03)
- ポケミス狩り その14
- 〈ジョルジュ・シメノンは、この2、3年来、英のグリーン、アンブラーと共に、広い意味のミステリー文学の中で、最も高く評価されている。現在フラン... (14.10.24)
- ポケミス狩り その13
- 西荻に住んでいたある日、いつもの古本屋クルーズをしていると、森田書店の店先の廉価本台で、見知らぬポケミスの背文字が目にとまった。それが清... (14.10.22)
- ポケミス狩り その12
- 装幀・勝呂 忠 我が家にあるポケミス版『黒死館殺人事件』には、ノド近くに3か所、千枚通しであけたと思しき穴があり、さらに最終ページに「イワ... (14.10.20)
- ポケミス狩り その11
- 装丁・浜田稔 1955(昭和30)年6月発行、ガードナーの"ペリイ・メイスン"物7点めの『吠える犬』の巻末をみると、収められたポケミス目録が... (14.06.03)
- 日本SF戦後出版史・枝篇
- 中学1年の春休み前に、"セミ・クラシック特集"の〈S−Fマガジン〉1965年4月号を買ったのが始まりで、ずぶずぶ溺れてSFファンになった... (14.04.30)
- 天下御免的断続SF話 その2
- 2月に入ってすぐ、解説を執筆したアーサー・C・クラークの『宇宙のランデヴ−[改訳決定版]』(南山宏訳/ハヤカワ文庫SF)の献本が届く。 ... (14.04.03)
- ポケミス狩り その10
- ぼくが、ロスマクことロス・マクドナルドに接したのは、ずいぶん遅い。 "ハメット=チャンドラー=マクドナルド"を正統ハードボイルド派(スク... (14.03.18)
- ポケミス狩り その9
- 装幀・勝呂 忠 初めて読んだチャンドラーの作品は『長いお別れ』だった。大学1年の夏休み、なんとなく入会したふたつのサークルのうち、SF研究... (14.02.10)
- 文字を食して、言葉をあじわう。『文字の食卓』正木香子
- ■書体から伝わる「想い」 -- さて、本書の内容は手に取っていただくとして、この本のもとであるWebサイト「文字の食卓」をつくろうと思ったそ... (13.10.24)
- ポケミス狩り その8
- 装丁・永田力 いまもう、なかば忘れられた作家だけれど、"文学的スパイ小説の先駆者"エリック・アンブラー(1909〜1998年)もまた、いわ... (13.06.05)
- ポケミス狩り その7
- 装幀・浜田稔 かの有名な"読者への挑戦"のページに出会ったのは、小学校の図書室にあった、あかね書房版の『エジプト十字架の秘密』であった。同... (13.04.24)
- ポケミス狩り その6
- 装幀・中根良夫 音羽館の店先の均一本で入手した児玉清さんの増補版『寝ても覚めても本の虫』(新潮文庫・07年2月刊)を読んでいたら、こんな... (13.04.10)
- ポケミス狩り その5
- 『悪夢の街』装幀・勝呂忠 それから30年後の1961年1月10日、肺癌のためにハメットは亡くなる。享年66。 〈ご存じのように、ハメットは... (13.04.01)
- ポケミス狩り その4
- 「これはあなたが持っていたほうがいいから、さしあげます」 ある日、石上三登志さんから、なんの前ぶれもなく、2冊のペーパーバックをいただい... (13.02.13)
- ポケミス狩り その3
- 装丁・浜田稔 1958年7月 再版(初版55年3月) A〈夜はまだ宵の口だつた。そして彼も人生の序の口といつたところだつた。甘美な夜だつた... (12.11.30)
- ポケミス狩り その2
- 装幀・上村経一 まずは、恒例(?)のお詫びと訂正から。 毎年、黄金週間に開かれる「SFセミナー」。その合宿の企画もすべて終了した深更、一... (12.07.04)
- ポケミス狩り その1
- 日本出版共同[ミッキー・スピレーン選集]装幀・永田力装幀・浜田稔 ご存じ、"ポケミス"の記念すべき第1弾、整理番号101 は、ミッキー・ス... (12.04.27)
- 天下御免的断続SF話(番外篇)
- 前説──最初からお詫びと訂正なのだ いつものこと、とはいえ、じつにウカツでありました。本誌4月号の早川書房特集の下準備で、資料ファイルを読... (12.04.23)
- 天下御免的断続SF話 その1
- 本誌連載の下調べのために、〈S−Fマガジン〉のバック・イシューをパラパラめくっていたら、1964年8月号の「てれぽーと」欄に、こんな投書が... (12.02.03)
- 本格宇宙小説作家第一号・瀬川昌男さんのこと
- 思うところあって、新聞をとるのをやめたのは、吉祥寺に住んでいたころだから、もう四半世紀も前になる。新聞を読まないからといって、とりあえず... (11.11.01)
- もっとスペースを!──あるいは、戦後SF出版史番外篇(後篇)
- もうひとつ、愛聴していたのが「燃える水平線」だ。こちらは、打って変わって舞台はパプア・ニューギニア。主人公の少年を含む探検隊は、大洞窟を発... (11.08.25)
- もっとスペースを!──あるいは、戦後SF出版史番外篇(前篇)
- アナログ放送停波のひと月ほど前、突然、テレビがオシャカになった。 事の次第は、以下のごとし。 なんの番組だったか忘れたが、夜の時間帯、... (11.08.24)