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「新青年」傑作選
【光文社文庫】
ミステリー文学資料館編
本体 800円
2002/2
ISBN-4334732828
北山 玲子
評価:B
そりゃあ、書かれた時代を考えれば古臭さを感じる部分があって当然だ。しかしあまりにもぶっ飛んだ設定にむしろ新鮮味を感じることもあるのが、大正から昭和初期にかけて書かれた推理小説の醍醐味だ。海外作品に負けないものを書こうとしている作家の真摯な情熱も感じられる。「新青年」掲載の名作と呼ばれるものは既に様々なアンソロジーや個人の作品集に収められているので本書のラインナップはどうなの?と思いつつ読んだ。狂気に満ちた幻想的な世界を綴った『凍るアラベスク』、皮肉な運命に巻き込まれた男のその後が気になる『第三の証拠』、女性の凄まじいほどの復讐心を描いた『印象』などまだまだ隠れた傑作はたくさんある。サイコものあり、グロテスクな味わいの話あり、なんともバラエティに富んだ作品群。昔の推理物は村で連続殺人が起きるだけではないのだ。
操上 恭子
評価:C
掲載されている短編は、どれもよくまとまっていてそれなりに面白い。たが、ページ数が少ないせいもあるだろうが、謎解きが単純であったり、現在の感覚ではミステリとは呼べないであろう物が少なくない。日本の探偵小説の黎明期の作品を読むという資料的価値を考えなければ、それほど楽しめる物ではないと思う。だが、大事なのはその資料的価値のほうだ。この「幻の探偵雑誌シリーズ」に取り上げられている他の雑誌と違い、この「新青年」はミステリ専門誌ではない。にもかかわらず、現在のミステリを読んでいると、この「新青年」という雑誌名を一番多くで見聞きしていたように思う。そして、今回初めて、こういう小説の載る雑誌だったと知った。今度は是非「新青年」に掲載された翻訳小説を、当時のままの翻訳で読んでみたいなあ。
佐久間 素子
評価:B
「新青年」なのに、乱歩も、夢野久作もなし。読んだことないどころか、聞いたこともない作家がずらりと名を連ねる。それもそのはず、シリーズ未収録の作家と、既刊のアンソロジーに未収録の作品を集めたという編集方針なのである。まさに「幻の探偵雑誌」シリーズをしめくくるにふさわしい、マボロシ度の高さ!ちなみに、もうカスしか残ってないんじゃないか、なんて心配はご無用。どれもこれも味わいぶかく、作風も色とりどりで飽きることがない。巻末の作品リストも、わくわくする分厚さで、手間をかけてまで読みたい人にとっては、便利なツールとなるだろう。丁寧に編まれた本なので、マニアから非マニアまで、楽しめる人の範囲が広そうな一冊だ。
山田 岳
評価:B
「むかしあった『新青年』のことか?」父(昭和ひとけた生まれ)は、この本を手に取ると急に目を輝かせた。そのくらいむかしは有名な雑誌だったらしい。しかし目次をめくって父は興味を失った。知っている作家の名前がひとつもなかったからだ。早い話がB級C級作家のアンソロジー。その割には読ませてくれる。
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