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人にはススメられない仕事
【角川文庫】
ジョー・R・ランズデール
本体 686円
2002/2
ISBN-404270106X
内山 沙貴
評価:B
身に衣装をほとんど着けていない女が手でバラを持ち、あらぬ方を見ながら言う。「今何時?」最高にこんがらがった毛玉を指でほどきながら私は針の指す方向を教える。「その針の先に何んの意味があるの?」ちょうどそんな感じ。不条理と無秩序のド真ン中。絡まった毛玉に刺さった針はぴったりちょうど君の額をさす。懊悩と煩悩のド真ン中。最高に意味のないツーショット。この話の主人公は初めから追い詰められていて、彼に関わるありったけの人も彼をとことん追い詰めて、踏んだり蹴ったりの生き様の末、どん底に急降下する途中で話は終わった。彼に合わせて様々なことを思い悩んだ挙句、私は彼が何事にも真剣に悩み過ぎているのじゃないかと考えるに至った。人の頭を強引に働かせてくれた、なかなか素敵な本だった。
大場 義行
評価:A
探偵ものやサスペンスでもなく、ましてやヒーローものでもない、不思議などたばた活劇になるのかな。とにかく主人公ハップの優しくてちょっとだけ強い男ぶり、レナードの強くてゲイという設定、その他登場人物の造形、例えば元凄腕の殺し屋、今はデブの牧師とか、妙な組み合わせと妙な話の進み具合が楽しすぎる。しかも、ラストは妙に虚しかったりして、ただたんにお馬鹿なドタバタでは無いというのも良い。関係ないかもしれないが、このシリーズ、寺田克也氏の装幀が最高。今回は燃えている教会、銃で狙われているアルマジロ、そしてチビガンマン。いいなあ。こんなシーンはないのだけれど、読み終えれば判る。この妙な組み合わせこそがこの話のオモシロさを巧く表現している。
北山 玲子
評価:B
ぶっ飛んだへんな奴らの見本市、ハップ&レナードシリーズ。これまでは腕っ節が強いのに気弱なハップに惹かれてこのシリーズ読んでいたのだけれど、今回は更に強烈なキャラ登場で主役2人が霞んでしまった。その男の名はレッド。まるで映画「リーサル・ウェポン2」のジョー・ペシ演ずる何とかって奴みたいに(役名忘れた)ものすごくうざったいのだけれど、どこか憎めないナイスな男。こいつが、これでもかこれでもかと主役2人に食い込んでいく様子に思わず苦笑い。キレまくってる登場人物といい、話の展開といい、シリーズ中いちばん面白かった。もともと描写力のものすごくある人だとは思っていたけれど、お下品なシーンに対するランズデールの描写の細かさに改めて脱帽。それにしても脱いだパンツやトイレットペーパーのことでこれだけケンカできる40代ってステキすぎる…。
操上 恭子
評価:B-
二人組というのは物語の一つの原形なのだろうか。本シリーズのハップとレナードの二人組は、いろいろあっても対等な関係の友人同士という印象だったのだが、本書では情けないハップの面倒を万能のレナードがみているという感じになっている。同時に、ハップが根暗になったせいなのか、シリーズを貫いていた下品で破天荒なノリが薄れて、しみじみとした味わいが出てきている。私はこういうのも結構好きだ。ただ、レナードとブレッドという強烈な二つの個性に挟まれて、ハップの影が薄くなってしまっているのは残念だ。ブレッドもとても魅力的な女性なのだけど。やはり三人ではうまく行かないものなのか。 それにしてもアルマジロ。いいな〜。
佐久間 素子
評価:A
かなり下品。しかも、汚い系。でも、ばっちり好みだ。どうしよう。一応、現実世界では下ネタに眉をひそめる社会人をやってるんですがね。ま、いいや。下劣は却下、下品は歓迎ってことで。とにかく出てくる人物人物、全員下品。全員どこかおかしい。それなのに全員かわいげがあったりするのが参る。日和見傾向のハップも、容赦のない相棒レナードも、血気盛んな恋人ブレッドも、おしゃべりな小男の悪党も。また、こいつらの掛け合いがたまらないんだ。そんな人物が入り乱れた、ブレッドの娘救出作戦は、予想をこえた方向にすすむ。大騒ぎをしたあげくに訪れるラストは、祭のあとの寂寥感。そこがまた本書の魅力に違いない。
山田 岳
評価:E
放送禁止用語をやたら連発して笑いをとろうとする下品さは<人にはススメられない>
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