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(上)
(下)
ブラックアウト
【新潮文庫】
ジョン・J・ナンス
本体 各705円
2002/5
ISBN-4102047166
ISBN-4102047174
大場 義行
評価:B
スゴイ。ハチャメチャ。飛行機を狙う新兵器。それを追うFBIとCIA。アメリカの秘密にまで発展する大げさぶり。しかも香港では新兵器で墜落しそうになる飛行機を描き、ベトナムではベトナム戦争で放置されたブービートラップ群を描き、アメリカに戻ってくると謎の集団のと追いかけっこ。正直やりすぎです。ハリウッド映画(ハリウッドのプロデーサー、ジェリー・ブラッカイマー風)のようにハラハラして、ばっと終わって、振り回された後のようにぐったりしてしまう、そんな小説だったと思う。
北山 玲子
評価:D
読者を飽きさせないよう次から次へと起こるアクシデント。それをなんとか切り抜けていくのは、若く魅力的なFBI特別捜査官・キャット。著者が元パイロットだけあって、コックピット内のシーンは手に汗にぎる臨場感に溢れている。頭の中空っぽにして楽しめるこれぞエンターテイメントといった内容だ。しかし困った時に都合よく展開するストーリーに、都合よく登場する人物。途中、少し中だるみな部分もあってテンションが下がりそうになる。いったい誰が味方で敵なのかわからない緊迫した状況の中、主人公の緊張感のなさにへなへなっとなったぞ。疑うべき時に疑わないでどうするんだ!こんな時、主人公たちの命を狙う悪者ができる奴ならまだ救われるが、こっちもまるで魅力なし。評価に対して正直CとDの狭間で悩んだけど、そこらへんの緊迫感のなさでせっかくの大好きな航空小説がこんなお間抜けワールドになってしまったので、Dに決定。
操上 恭子
評価:B+
ちょうどこの本を読んでいる時に、台湾海峡上空で中華航空機が空中分解した。航空パニック物がおもしろいのは、それがいつ自分の身に起こっても不思議がない気がするからだろう。さて、表紙や帯を見ると、本書はいかにもそういった航空パニックもののようだが、実はそれは一部でしかない。全体としては、陰謀あり、アクションあり、謎解きあり、ロマンスありの大冒険活劇だ。主人公のキャットは美人で、頭もよく、有能で、飛行機の操縦もできる。その上、父親の人脈まである。それこそ頼りになるヒーロー(?)タイプ。作中でジェームズ・ボンドになぞらえられる場面があるが、まさにそんな感じだ。いつまでも彼女の活躍を眺めていたいという気になる。上下巻800ページの長さがまったく苦にならない勢いがあるが、最後にきて少し急ぎ過ぎた感があるのが残念。また、悪役側のキャラクターが魅力に乏しいのも不満ではある。
山田 岳
評価:A
読者をぐいぐいとひっぱっていく力技にこの評価をつけたが、主人公ぬきで上巻のほとんどが進行するってのは、あり?日本の文学賞ならまず「構成力に問題あり」で落選まちがいなしか。まあ、読んでいる間はぜんぜん気にならなかったけど。最近はやりの航空機墜落アドヴェンチャーに政治謀略小説をからめてみましたってところ。
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