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帝都異聞
【小学館文庫】
草薙渉
本体 619円
2002/8
ISBN-409410013X
大場 義行
評価:E
久しぶりにわけのわからない本に出会った。時代は明治、志賀にいる超美形新人記者雨森が東京出張になる。そこでブチ当たる事件が大久保利通暗殺計画。さてどうする記者たちという筋書き。ちゃんと明治モノの定番、ちょこちょこ出てくる登場人物、実はのちに有名になるあんな人、という基本は守っている。が、この本の場合、そんな次元ではなく、はてこの話はいったいなんだったんだろうというものだった。主人公もたぶん究極美形の雨森くんなのだろうが、他の記者の視点におもむろになったりとてんでばらばら。よく判らない。だいたいにしてこの美形という設定は意味があるのか?(少しはある) それに、この暗殺事件、最後に実はこうなのだあと驚かせてくれたり、なにか仕掛けがあるのかと思えば、大それたものもなく拍子抜け。いったい全体この本はなんだったのだろうと、未だに首を傾げてしまう。
北山 玲子
評価:D
大久保利通暗殺計画取材のため帝都に上京した新聞記者・雨森。ああ、しかし漱石の『三四郎』の小川三四郎のように彼もまた都会の女に振り回され、おまけに殺人容疑をかけられてしまうのであった。大志を抱いて上京したはずがいきなり散々な目にあってしまうお間抜けな主人公。少年漫画のように颯爽と登場しておきながら、それでいいのか雨森君!華々しく登場したわりにはだんだんと主人公としての精彩を欠いていくのがちょっと気になった。しかも熱血素直青年のようでいて、兵役を免れるための画策をあれこれと考えたり、意外と狡賢い所もあるよくわからん性格だったりするのだ。
同じ時代を描いた山田風太郎『警視庁草紙』の大ファンとしては、どうも納得のいかないところがあって、いまいちピンとこなかった。
佐久間 素子
評価:E
「個々の命を使い捨てにしながら、それでも命という存在を引き継ぎ、継続していこうというその大いなる意思とは」何か(感慨)という、本作のテーマをこともあろうに、登場人物の台詞で説明してしまっている点が、小説として致命的。しかも、複数人にくりかえし説明させる、念の入れようで、くどいのなんの。いったい、何のためのストーリー、何のためのディティール、何のためのキャラクターだというのか。読者の読解力をバカにしてるとしか思えない。 出てくるサブキャラを使いきれていないのもお粗末。士族のいじめっこは使い捨て、女性陣はいつのまにかフェイドアウト。ゲームのコマに愛はいらないってことね。
山田 岳
評価:B
あたらしい時代(明治)へ船出せんとする新米記者奮戦記。帝都(東京)には誘惑も多くて、怖いことも多くて。って、浜大津(滋賀)出身なら、そのくらい祗園(京都)で経験しとけ、と、ツッコミのひとつも入れたくなります。まあ、世の中の荒波をもろにかぶってしまうのも<若さ>なのでしょう。銀爺の説教がクサイかどうか評価の分かれるところですが、大西郷を失ったショックから立ち直れなかった大久保利通と、官憲の暴力から立ち直った雨森新米記者の対比という点では成功しています。関係ないけど、阪神淡路大震災を取材した記者の皆さんは心理的傷害とかどう克服しはったのか、ふと気になりました。
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