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週末婚
【幻冬舎文庫】
内館牧子
本体 533円
2002/8
ISBN-434440260X
石崎 由里子
評価:B
ラストの主人公の言葉には興ざめだが、それ以外は興味深く読むことができた。
人々の暮らし方が多様化して、生活時間帯もさまざまな今。タイトルの『週末婚』は、結婚する、しないではなく、結婚生活にも選択肢があるのだというひとつの提案なのだろう。
おそらく週末婚という言葉を使わなくとも、仕事の都合や、それ以外の理由からすでにこのスタイルをとってきた夫婦はいるだろうし、その方がうまくいっている例もあるのだろう。
本書は、幾通りもの読み方ができるけれど、結婚を、扉の先の別世界のように感じている未婚の者の背中を押してくれるように思えた。
結婚によって、どのように時間を重ね、関係を築いていくか、そのための方法や様式は二人で話し合うしかないし、試行錯誤しながらお互いにとってよりよい<選択をし続けていく>しか方法はないのだろうな、と感じた。
大場 義行
評価:E
なんだったんだろう、いまだに呆然としている。会社で怒られているのに、密かに股間をまさぐる主人公。いきなり適当に結婚してしまう彼氏。アダルトビデオ観てると連呼する義理の兄などなど、出てくる登場人物が皆現実からかけ離れている。男がこんな風に考える事はありえないのでは、と思うような箇所も多いし。設定自体は現実風というか、ドラマ風(というかドラマだもんね)なんだけれども、登場人物のセリフや考え方自体はエロ小説の世界観に近いというちぐはぐさが気になった。デフォルメしているのか、エロ小説風なのか、それともラストに巧く導く為にわざとそうしているのか、うーんわからん。
北山 玲子
評価:C
生きていく上での矛盾、理想と現実のギャップ、男女の感覚の違い…、とけっこう盛りだくさんの問題提起があり読む人によって様々な捉え方のできる話だ。で、本来なら結婚の理想形とは?がテーマの話なのでこんな楽しみ方は邪道かもしれないが、この話の一番面白い所はハブvs.マングースみたいな浅井姉妹のバトル。全て計算づくで行動する姉・陽子と、追い詰められるといきなり底力をみせる月子。互いに自分にないものがあり、それを羨む心を見透かされないように憎しみで接することしかできない姉妹の真の幸福を勝ち取るための静かな闘い。月子は、姉より幸せになるんだという想いが前面に出過ぎて、なんだか少し自分勝手な印象。結婚が人生最大の目標だという人には興味のある内容だろう。確かに姉妹バトルは面白かったけれど、妙にいやーな読後感でいまいちすっきりせず、結婚しようがしまいが、どんな形式の結婚が幸せなのかなんて人それぞれ、どーでもいいじゃねぇか、と投げやりな気持ちになってしまった。
操上 恭子
評価:B
結論をいうと「恋人と夫婦は違う」ということなのだ。結婚して夫婦になるというのは、恋愛(敵対者)という関係と家族(共同体)という関係をうまくバランスをとっていくことなのだから。ってここは結婚論を語る場所ではない。ただ、この本を読むとどうしても自分の結婚観を語りたくなってしまう。誰でもそうなんじゃないだろうか。
まあ、物語としてはちょっと出来過ぎの感はあるし、最後はやけにあっさり終わってしまったような気はするけれど、けっこう感動するシーンもあるし、思わず共感する場面もあって、一気に最後まで読んでしまう面白さだ。いろいろ考えさせられるし、読んで損のない1冊。
佐久間 素子
評価:C
週末婚。週末だけ一緒に暮らすという結婚のかたち。こういう名前がついてしまう類の新しいライフスタイルっていうのは、まあ常に嘘くさいものだ。当然、売れっ子脚本家である作者の、料理の仕方が読みどころとなる。いわく、「別居婚だの非婚だのっていうのは、女が肩に力を入れてやってた気がする」。いわく、「昔からの、よくある結婚式が一番いい。人並のことはやっておけばいいのである」。いわく、「お姉ちゃんより幸せになってやるという復讐心が甦り、平凡ではない結婚を選ぶことになってしまった」。む、うまい。矛盾すらリアルに化かすあたり、さすが。と、読み手を冷静にさせるところがダメかな。もっとも、めんどっちそうなんで、入り込むのはごめんこうむりますが。
山田 岳
評価:A
うーん、ちょっとおもいきってAをつけてみました(^-^;)。おもいきって、というのは、物語の転換点にあたる部分に<理屈>がついてまわるから。さすが内館先生、人の心の機微を描くのが巧みです。それだけに<理屈>がうざったく、<心の機微>と距離ができてしまう。その点だけが残念。
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