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風の向くまま
【創元推理文庫】
ジル・チャーチル
本体 800円
2002/8
ISBN-4488275095
内山 沙貴
評価:A
周囲の目を引く素敵な女性と素敵な男性。とびっきり上品なお洋服だって似合うけれど、吹き荒れる嵐の中だって食い繋いで生きてみせる。そんな2人の兄妹が、迷い込んだのは森の豪邸。うわさ好きな田舎の町で、愉快で上品でしたたかな2人が立ち向かう、怖くて野蛮な殺人事件。どこにでもありそうな推理小説のストーリィだけれど、赤ワインを光に透かした美しさと木々の濃厚な香りと、ジョークに飾られた素敵な感覚が新鮮である。最近読んだ本の内容が色あせてしまうくらいこの小説を私は気に入ってしまった。詳しい内容は話せないけれども、とにかくおもしろい本であった。
大場 義行
評価:A
あっ、と思った。さて続きを読もうかなと本を鞄から取りだしたとき、もう半分を軽く超えていたのである。これは猛烈に動揺した。なにせミステリーの部分がはじまって、ようやく少しずつこの謎を解かなければとなったとき、もうすでに終わりそうだったのだから。死んだおじさんの遺言で巨大な館を管理する事になった兄弟が、おじさんの死んだ理由を探ろうとはしているものの、誰もが口をつぐんで全然謎が進展しない。ちっとも解けてこない。少し事件が見えて来たころ、すでにそれは後半なのだ。これは普通動揺するでしょ。これはもう兄弟の会話や行動だけで十分面白い証拠なのだ。なんていえばいいのかな。「家政婦は見た」で市川悦子に気をとられていたら、すでに10時20分になっていたみたいな。ちょっとよくわからないたとえではあるが、このミステリーは他とちょっと違う味わいがあって、楽しめたという事がいいたいのである。
北山 玲子
評価:C
舞台は30年代のニューヨーク州。残した屋敷に十年間住み続ければ遺産を相続できるという亡くなった叔父からの遺言でロバートとリリーの兄妹は小さな町へとやってくる。そこで、叔父が実は殺されたのだという噂を聞き、しかも犯人として自分達が疑われているとことを知る。2人は冗談じゃないと犯人探しをすることに…。最後まで定石通りの展開で読み終わった後はなんにも残らない。ヘヴィーで油っぽくアクの強すぎるものにうんざりしているような人はぜひ、一読を。まるで仁木悦子の雄太郎&悦子兄妹シリーズを彷彿とさせるような、さわやかでほのぼのとした内容だ。個性の強いキャラクターはいないが、特に兄・ロバートは何とも掴み所がない。実はものすごーくデキル奴なのか、ただボーっとしているだけなのかよくわからない。シリーズ第1作目ということなので今後の展開でわかっていくのだろうか。しかし遺産まであと10年ということはそれを手に入れる日までこのシリーズが続くということなのか?
操上 恭子
評価:B
ある日、遠縁の親戚から莫大な遺産を相続する。ただしその条件として何年もの間、都会を捨て田舎の街に住まなければならない。主人公はその条件を受け入れ、その街に馴染もうと努力を始める。そこに事件が、、、。という設定で思い出したのは『シャム猫ココ』シリーズだ。ずっと頭の片隅で比較しながら読んだのだが、遜色のない面白さだった。
兄妹という主人公の設定がいいのだろう。頭がよくてしっかり者の妹が、ふたりの生活と物語を取り仕切る。美人で、前向きでなかなかに魅力的だ。兄の方も、どうやら奥の深い人物らしい。本作では語られていない部分も多いので、次回作以降に期待したい。先の楽しみなシリーズである。
佐久間 素子
評価:B
コージー・ミステリを愛する人には、嬉しいシリーズのスタートであろう。1930年代アメリカ。貧乏兄妹に降って湧いた大伯父の遺産相続の条件は、片田舎のお屋敷に十年間住み続けるということ。そんな現実に順応しきれない二人に、追い打ちをかけるように、大叔父の死には不審があると知らされる。何せ第一作、ミステリ部分が軽いことには目をつぶろう。舞台は整えられた。そして、瓢箪なまず風な兄、しっかり者の妹、どちらも、シリーズを支えるに足る魅力たっぷりの役者である。主婦探偵ジェーン・シリーズほどにぎやかではないが、こちらののんびりした雰囲気を、より好む読者も少なくないのではないだろうか。
山田 岳
評価:C+
通勤のバスの中でなんとなく、すらすら〜っと読めてしまった。著者は、次回作を用意しているらしく、そのため、エンディングも、殺人事件が解決されたのに「物語は大団円をむかえました」という雰囲気ではない。遺産を相続するまでに10年間もお屋敷に住みつづけないという事は、10年後、主人公の兄妹は何歳になっているのだろう? それまで妹は結婚しないつもりか。よけいなことではあるが、そんなこともちょっと気になった。
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