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木曜組曲
【徳間文庫】
恩田陸
定価 520円(税込)
2002/9
ISBN-4198917590
石崎 由里子
評価:C
登場人物は、かつてその中心人物だった故人をとおして繋がっている「もの書き」の女性たち。つぎつぎと登場する温かい料理を食べながら、故人をとおして語られる過去の時間と自我自我自我。
全編を通して感じられる豪華絢爛な雰囲気は、映画化されるのに十分な感じがあるのだけれど、その割にあっけなく種明かしされてしまうラストに不足感が残った。どうせ非日常に連れ出してくれたらならば、読者をその雰囲気にポーンと置き去りにしてしまうような余韻をもって終わってくれると尚よいのでは…と感じた。
大場 義行
評価:A
こういうテーブルについて何人かが話あうという、舞台のような作品を書かせたら恩田陸は日本一と決定しました。話し合っているだけなのに、ただただ猛烈な緊迫感。読んでいて手に汗を握るというのはこの事かと思うほど。大作家重松時子はどうして死んだのか。それを語り合う縁ある女たち。自分が殺したというモノ。自分が後継者になるというモノ。自白が謎を呼びどんどんと盛り上がる様は見事。最後のオチも強烈で目眩がするほど。連続殺人犯がこの中にいるわけでなし、名探偵がじっちゃんの名にかけて推理するわけでなし、ただただ会話するだけなのに、凄まじい緊迫感を保ち続けるなんて凄い。
北山 玲子
評価:B
亡くなった耽美派作家・重松時子の命日に集まる縁の深い5人の女性たち。うぐいす館と呼ばれる生前住んでいた屋敷で、時子の死因をめぐって様々な感情や思惑が絡み合う。同じ文筆を生業としている女性たちの、天才が身近にいることの焦りや苦悩がえい子のつくるおいしそうな料理を囲む和やかな雰囲気の中、淡々と語られていく。家の中だけで展開される物語は、退屈になるどころか逆に話がさまざまな方向に広がっていき、まとまるのかと思えば振り出しに戻ったり、巧みな著者の誘導によってグイグイと謎解きの迷宮に入り込んでいく。恩田陸を読むたびに感じたラストの物足りなさみたいなものが本書ではなかったものの、逆に少々ひねりすぎた感もある。
本筋とは関係ない会話も面白い。特にトマトと茄子のスパゲッティーの法則に同意!
佐久間 素子
評価:B
舞台は四年前に死んだ女流作家の家、登場人物は彼女を慕う5人の女性。一幕物のミステリといった趣である。実は再読なのだが、内容をさっぱり忘れていて、一から楽しめてしまった。おそらく、また忘れてしまうに違いない。そういうタイプの小説である。それはそれでいいのだ。でも、私、この著者が大好きで、つい「それ以上」を期待してしまう。もっとも、盛り上げ上手は健在で、読むという行為を堪能できることにかわりない。著者自身、骨の髄から物語が好きなのだろう。感動するときも、ああおもしろかった!とさっぱり読み終わるときも(本書はこれ)、なんだとがっかりするときも、読む喜びだけはいつも感じさせてくれる。新刊が出るたび、追っかけてしまうゆえんである。
山田 岳
評価:B-
女性5人が謎ときを、あるいは告白を述べ合う、いかにも映画の原作本的、はっきり言ってシナリオ的展開。会話が中心というか文のほとんどを占めているため、一人ひとりのキャラがつかみにくく、誰がしゃべっているのか分からなくなる。そういう意味では、この評価はかなり甘いかも。映画で見るともっとはっきりするのだろうな。
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