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銀座
【ちくま学芸文庫】
松崎天民
定価 1050円(税込)
2002/9
ISBN-4480087192
石崎 由里子
評価:C
かつての銀座を、新聞のコラム的な感じで楽しむことはできたけれど、それ以上の新鮮さがない感じがした。ただ、カフェーの女給さんなんかのお話から市井の人々の垣間見ることができたので、資料的な意味として読むならば良いのだと思います。
大場 義行
評価:C
銀座という街は大好きなので、とにかく楽しみだったのだが、読んでみるとどうも銀座の女伝という方がいいのではという作品で、少しがっかり。昭和二年に出された本なので、どう今と違うのか、当時はどうだったのか、これは確かに判る。半蔵門駅から銀座まで13分かかるとか、床屋が何軒あったとか、終電が何時だとか妙に詳しいデータもある。でも、どこそこのカッフェーには何人女がいるとか、ライオンのウエイトレスは地味だとか、だんだんとデータすら女、女の方向へ進んでしまうんだなあこの作者。どうなんでしょうか? まあ巻末の銀ぶらガイドが当時のイラスト、写真、活字でそのまま載ってて大満足。伊東屋文房具店は生意気じゃなくオトナシイとか、新橋博品館は工場気分を漂わせておるとか、この辺り銀座好きにはたまらない資料かも。
北山 玲子
評価:C
大正時代の繁雑とした銀座の風景を、店やそこに集まる人々の姿を通して描いた銀座通による銀座ファンのための銀座ガイド。
銀ブラという言葉は意識しないまま何時の間にか覚えたけれど、覚えた時点で自分の中では既に死語だったように思う。何故なら子供の目に映った銀座という街は、白粉べったり厚化粧で香水の匂いきっついおばさんたちのいる所。なんだか地味で面白くも何ともない、どんよりとした場所だった。ところが本書で紹介されている大正時代の銀座はやけに活気に満ち溢れている。銀ブラしちゃおっかなと恥ずかしげもなく言ってみたくなったりもする。例えば男性になって美人の女給さんのたくさんいるカフェー(音引きの部分に時代を感じる)に行き、ニヤニヤヘラヘラしてみたい気もする(なんだお前!)。著者・天民の少々自慢?と思えるような部分も、まあ、通なんて多少はそういうところがあるものだと思えばどうってことないか。
山田 岳
評価:B
新橋芸者なるものが、新橋駅周辺のいったいどこに生息しているのか長い間の謎だったのだが、この本を読んでようやく解けた。銀座口。早い話が新橋芸者ではなくて銀座芸者だったのだ。当時は銀座にもかなりの置屋があったそうな。しかし銀座というとハイカラなカフェの雰囲気。今もなお健在(あるいは別の系列がひきついだ)店名も出てくるが、ウエイトレスの女性とどうこうしたいという男は今はおそらくいまい。カフェの女給とは、大正ロマン限定の特異な存在だったのだろう。それはともかく、岡山出身の松崎天民が銀座を語ると言うのは、地方出身(どこかは忘れた)のフィッツジェラルドがニューヨークを語るのと、何かしら通じるものがあるように思われる。銀座にあこがれながらも、自分はキラ星にはなれない切なさ、だろうか。
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