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ハバナ・ベイ
【講談社文庫】
マーティン・クルーズ・スミス
定価 1,470円(税込)
2002/10
ISBN-4062735547
大場 義行
評価:C
かの有名なレンコ捜査官(ゴーリキーパーク)は、もう本当にちんたらちんたらしていて、前進しているのか、後退しているのか、それとも止まってしまっているのか判らない。捜査をしているのかすら怪しいロシア人(実際奥さんの事を思い出して悲しんでいたりする)の捜査方法は読んでいてもわけがわからない。それでいて徐々に謎が解明されるのだから不思議だ。捜査官が謎を解くというか、なんとなく判ったという方が正しいのかな。この本の読み方は、ミステリ部分を楽しむのではなく、キューバがどういう国なのか、あとレンコ捜査官がいつになったらコートを脱ぐのか、それが一番重要なのかもしれない。レンコ捜査官が古き良き時代の探偵だから最後まで読めたが、そうでなければ投げ出していたかもしれない。
北山 玲子
評価:C
かつての仕事仲間の遺体確認のためにキューバに向ったレンコは、仲間の死に疑問を持ち真実を解明しようとする。キューバの裏側が垣間見え、そういえばあそこは社会主義国だったと改めて気づかされる。シリーズ第1作『ゴーリキーパーク』でプリブルーダ少佐は死体のひとつを指差しレンコ捜査官に言う。
「いつかこれが、おまえのなれの果てだぞ」。
それから14年後の本書は、その少佐が水死体となってハバナ湾で発見されるシーンから始まる。やがて腐乱死体となるプルブリーダと最愛の妻を亡くして孤独感に苛まれるレンコ。どちらも哀しい。キューバという陽気なイメージの国を背景にするとそれがグッと際立つ。いったい、レンコはこれからどこへ行くのだろう。
操上 恭子
評価:B-
オーソドックスなスパイ小説という印象だった。異国の地で、巻き込まれ型に事件に関わっていき、最終的には謎を解決するというパターンだ。変わっているのは、主人公がロシア人であり、舞台がキューバ(ハバナ)であるということだ。ソ連崩壊後のロシアとキューバの関係なんていうのは、まったく知らない世界なので、興味深かった。冷戦終了後のスパイ小説というのは、それまでの西対東という単純な構図が使えなくなったので様々な工夫がされているわけだが、その中でもかなり面白い設定だと思う。内容もよくできていて、かなり水準の高い作品。ただ、読みにくかったのは、同じ人物が姓で書かれたり名で書かれたりしていること。視点を変えるなどの効果を狙ったのかも知れないが、あまり馴染みのないロシア人やキューバ人の名前でこれをやられると、読んでいて随分混乱した。
山田 岳
評価:B
目もくらむようなハバナの陽射しにまどわされて、ロシア人捜査官の殺人事件捜査は遅々として進まない。その間に、かつて共産主義の同士だったロシアは今や裏切り者とか、キューバの「エリート」ダンサーたちはヨーロッパ人観光客相手の援助交際で生計をたてているなど、ハバナの世相風俗が描かれていく。話の展開は<?>と、思わないでもないが、キューバの今を描ききった点でこの評価。
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