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踊り子の死
【創元推理文庫】
ジル・マゴーン
定価 1,029円(税込)
2002/9
ISBN-4488112056
石崎 由里子
評価:C
タイトルが魅力的ではない気がする。
けれど、登場する人物は、それぞれ細かく書き分けられていて、人間関係のギスギスした感じなどは、よく伝わってくる。エピソードも現代的な内容が散りばめられていている。
一見話はバラバラは話だけれど、ミステリーとしての伏線の張り方などは正統派のような気がする。
苦手な内容だったにもかかわらず、最後まで一気に読めましたが、ストーリーに突出した印象が得られなかった。
内山 沙貴
評価:B
土砂降りの雨を部屋の中から眺める。ぬれた窓、乾いた雨音。窓に付いた雨粒が、部屋の光に照らされて暗闇の中から光る。夜雨の中、人が殺される。夜は明けて、草は水を含み、カサカサと鳴く捜査陣の衣擦れの音。湿った足音、乾いた空気。人々の驚きと悲しみの中から疑惑がじわじわと滲み出てくる。一体何が起きたのか。誰が何を知っているのか。標的はイス取りゲームのように人から人へと移ろい定まらずに宙に留まる。町はずれの寄宿学校で起きた事件の真相は中々知れてこない。最後までフーダニットを貫く、土砂降りも弾くドライなミステリ小説だった。
大場 義行
評価:B
これはちょっと本格的ですぜ。読者に対して、フェアな姿勢で立ち向かってくるジル・マゴーン。正真正銘正々堂々由緒正しきミステリ。教頭の奥さんを殺した奴を追うわけだが、これがとにかく骨が折れる。なにせ登場人物がひとくせもふたくせもある輩ばかり。杖をつく妄想爆発系教師。派手好き女好きの教師。おかたーい校長、なぜか怪しい生徒。殺されるのはたったの一人だが、とにかく犯人探しがオモシロイ。探偵役のロイドとヒルのサブストーリーも邪魔にならず、しかもおもしろくと、あちらこちらに贅を凝らした久々の技巧派ミステリでした。
北山 玲子
評価:C
複数の男性と関係をもっていた寄宿学校副校長の妻が殺害された。殺害のあった夜、舞踏会が開かれていた。いったいその時彼女になにがあったのか。
何人かの怪しげな人々が浮かんでは消え、また浮かぶ。ちょっとしたことが伏線に思え、交わされる会話も逃さず。もう、頭フル回転の正統派推理小説。マジメにきちんと構成されていてまったくはみ出しているところがなく、ちょっと窮屈だった。本格ものが好きな人にはアピールするところがたくさんある内容なのだろうが。主人公の警察官コンビの行く末よりも、もっとぶっ飛んだキャラがいたらなあ。と、これはあくまでも個人的な好みの問題。
操上 恭子
評価:B-
主要登場人物ごとの多視点をとっているので始めのうちは煩わしかったが、すぐに慣れた。帯にある通り、とてもよく出来た本格派推理小説だと思う。登場人物=容疑者たちが変人ぞろいであることにも合理的な説明があり無理がない。ミスディレクションもうまく出来ている。面白いのは、警察官のカップルのシリーズでありながら、警察の捜査がメインの小説ではないこと。シリーズの主人公である二人が、この小説の中では、主要登場人物の一部でしかないというのは、随分ユニークだと思う。この手法なら、舞台をかえ、シチュエーションをかえながら、マンネリに陥ることなく長いシリーズを続けていくことができるだろう。解説によれば原書は10冊以上出ているようだ。続きの翻訳が待たれる。
佐久間 素子
評価:B
謎が解かれたあと、思わずうなった。見事な必然性。なるほど回答はこれしかあるまい。わかってしまえば、あれもこれも真相を指していたのだと思い当たる。気づかなかった私のバカバカ。でも、ミステリはこうじゃなくちゃね。ちなみに、私は、図がないとわからない密室トリックや、タイムテーブルがないとわからないアリバイくずしだけでは楽しめない人間である。求めているのは、ドラマがあってこそのパズルだ。その点、本書は、パズルのためにドラマを用意しました的な、ぎこちなさは感じられず、安心して薦められる。シリーズ物だけあって、探偵役(警察官だけど)のロイド&ジュディは人間くさい魅力をばらまいており、こちらのドラマもまた見逃せない。
山田 岳
評価:A
学校を舞台にした殺人事件。最後に真犯人に迫っていくシーンが圧巻。なんかだらだらとした展開で、いきなりこんなクライマックスを迎えるとは誰が想像できよう。最後まで読んだ者の特権ですぞ(笑)。複数の登場人物がそれぞれ一人称で語るのがこのところのイギリス小説のトレンドですが、本書では2つのカップルを容疑者側と警察側に配して、それぞれにスポットを当てて話をすすめていくのが特徴。被疑者側は恋のもつれ(?)、警察側は不倫関係と話をふくらませてくれています。
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