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(上)
(下)
弁護人
【講談社文庫】
スティーヴ・マルティニ
定価 (各)900円(税込)
2002/11
ISBN-4062736039
ISBN-4062736047
大場 義行
評価:C
確かに法廷モノなので、法廷で検察側と弁護側が火花を散らせばいいのかもしれない。これは実際壮絶な戦いが読めるので問題ないと思う。でも、だからといって、たぶんこの作品で一番強烈なキャラクターを持つ過激派の女性活動家がちょっとしか出てこないで、あっさり退場してしまうというのはがっかり。それに、二転三転した挙げ句、もうページ数がないぞ、どうなるんだ、とハラハラして読んでいたのだが、案外あっさり全部の問題が一気に片づいて終わり。と、いうのはどういうつもりなのだろうか。老人から孫娘を捜して欲しいと依頼され、殺人事件の弁護になり、弁護しつつも、真犯人を追う。弁護モノなら当たり前かもしれないけれど、あまりに影が薄いキャラが多く、しかもあっさり終わるという所がひじょうに気になる作品だった。
北山 玲子
評価:C
孫を実の娘に誘拐された、どうか探し出してほしいと弁護士・マドリアニの事務所にやってきた老人・ヨナ。しかしその後ヨナは殺人犯として逮捕される。状況はヨナにとって不利なことばかり。マドリアニはヨナの無実と孫の行方というふたつの問題を解決しなければならないことになってしまう。その切迫した状況をどう打破していくかというところが面白いところだ。しかし、全体的にはやはりオーソドックスなリーガルもの。裁判シーンがよかったと書いてもリーガルものなんだから当然だよなあ。正直何も書くことがないくらい話もキャラもフツウ。孫の誘拐事件に一役買っている女性擁護組織主宰者・ゾランダという女性が強烈だったが、あえなく途中退場してしまうのが惜しかった…。
操上 恭子
評価:B
まさにリーガル・サスペンスの本道といっていいだろう。退屈になりがちな司法手続きや公判シーンの描写も、倦怠を感じさせることなくグイグイ引っ張ていってくれる。手も足もでないような状況から、少しづつ境地を切り開いていく過程が見物だ。弁護側と検察側がこんなにも激しく敵対しあうものなのかと、改めて驚いたりもした。また、主人公マドリアニ弁護士の一人称による語りは、ハードボイルド的な楽しみもある。ただし、最後のどんでん返しが、とってつけたような感じで説得感に乏しい。また、主人公の相棒ハリーが生彩にかけ、存在感が希薄なのも気になった。
山田 岳
評価:A
最後まで読みきってから批評を書いていることを後悔している。二転三転する法廷の展開はスリリングなのだが、結末が「え!? そうだったの!」と、あまりにも強烈だったからだ(人によっては唐突ととるかも)。孫娘を娘から取り返して欲しいと主人公マドリアニ弁護士に依頼した老人が殺人事件で逮捕された。(これだけでもややこしい話とわかるのでは)。被害者は、娘が孫娘を誘拐するのを助けた、と見られていた。老人は、孫娘かわいさのあまり、被害者を「殺してやる」と口走っていた。そして現場から老人が吸っているものと同じ銘柄の葉巻が発見されていた。肝心の「犯行に使われた銃」が発見されていない時点での起訴は、日本の常識では、どう考えても公判を維持するのに無理がある。それをライアン検事はぐいぐいと<有罪>に追い詰めていく。マドリアニは老人の弁護をひきうけるが、はたして巻き返しは可能となるのだろうか。続きは読んでのおたのしみ。
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