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タイムライン
【ハヤカワ文庫NV】
マイクル・クライトン
(各)定価 882円(税込)
2003/12
ISBN-4150410542
ISBN-4150410550
(上)
(下)
岩井 麻衣子
評価:A
フランスにある14世紀の遺跡から、助けを求めるメモが発見される。発掘責任者だった彼はハイテク企業の発明により過去に行き行方不明になったらしい。彼の救出チームが編成され過去へ送りこまれる。前半は明日にも実現しそうなタイムマシンが描かれている。時間旅行ではなく多宇宙のひとつへ行くらしい。そのしくみは何のことやら理解できないが、いろんなことに全て辻褄を合わせているようなところがすごい。そのうち本当に机の引出しから誰かでてくるやもしれないと思わせる。 今公開中の映画も見てきた。原作ベースのオリジナルストーリーである。映像化されたことで14世紀のイメージがよりつかみやすい。ウンチクは難しそうだが深く考えず、ジェットコースターに乗ったような気分を楽しむとよい。みんなの「何がなんでも帰りたいんじゃ」という気持ちがより伝わってくるのである。
斉藤 明暢
評価:C
現代や近未来のリアルなSFを描くのが難しいのは、科学技術をネタにすると発想の飛躍と説得力と爽快感のバランスが難しいからだろう。おまけに、イカレた科学者が裏庭でとんでもない発明をする時代はとっくに終わっていて、今時は企業や軍の研究室で、名もない大勢のスタッフが新技術を作るものなのだ。その場合、イカレ役はもっぱらお偉いビジネスマンとかが担当する。
物語の中心にあるタイムトラベル(すまん、散々違うとは説明されたけど、よく違いがわからなかった)だが、物語を盛り上げるための小道具という印象が強い。ウルトラマンのカラータイマーみたいなものだ。散々扱われてきた難しいネタだからこそ、量子テクノロジーという違う側面からのアプローチで描かれたわけだが、最後までその違いがよくわからない、もしくはシステム自体の扱いとかその後とかはどうでもよいという感じだった。
「すまん、じつは俺もよくわからん」と、マイケル・クライトンは言ったのだろうか。
藤川 佳子
評価:A
遺跡の発掘をしている学生たちが教授を助けるために、14世紀のフランスへタイムトリップするっていうとありがちな話だけど、このタイムトリップ(この物語では「他宇宙への移動」)を量子テクノロジーで説明しちゃうんだから画期的。量子テクノロジーのところは何度も読んだけど、結局なんだかよく解らず…。でも素人には理解不可能なのがもっともらしいような…。実際にどこかのマッドプロフェッサーがこの方法で時間旅行を楽しんでいる、とこれを読んで私は確信しましたが、どうでしょう。クライトン氏の歴史への態度には深く共感。現在が過去よりもより良く進化しているなんて、思い上がりもいいとこです。そんな現代批判もありつつ、ドキドキハラハラも盛りだくさん。人間は好奇心で出来ているんだとつくづく思いました。