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【書評】『隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい』白尾悠
まずプロローグが素敵だ。 この穏やかで優しい空気感。本当に素敵なプロローグなのだ。 おそらく数行読んでいただけたらこの一...
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【今週はこれを読め! ミステリー編】シリーズ掉尾を飾る自叙伝小説〜ローレンス・ブロック『マット・スカダー わが探偵人生』
犯罪小説史上、極めて重要な意味を持つ一冊となった。 ローレンス・ブロック『マット・スカダー わが探偵人生』(田口俊樹...
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【今週はこれを読め! SF編】技術アイデアと現代的テーマ、そして希望のドラマ〜藤井太洋『まるで渡り鳥のように』
藤井太洋の第二短篇集。十一篇を収録する。初出はさまざまな媒体にわたるが、日本に先駆けて海外(中国語・韓国語・英語)で発...
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12月4日(水)窪田新之助『対馬の海に沈む』
久しぶりに寝食忘れて一気読みの傑作にぶち当たった。 窪田新之助『対馬の海に沈む』(集英社)は、事件ノンフィクションの、い...
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12月3日(火)ゲラ、外に出る
デスクワークをしていると書店さんから電話が入る。チラシを送った高野秀行さんの新刊『酒を主食とする人々』を触りだけでも読ま...
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12月2日(月)夢を語る
晩飯を食べながら、息子のインターンの様子を聞くのが楽しみになっている。 インターン先の先輩たちに可愛がられ、すっかり馴染...
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12月1日(日)虚無感
真っ赤に染まる紅葉の下、父親の墓参り。その後、母親の車椅子を押して長い散歩。 午後、虚無感に襲われる。台所で酒を飲んでや...
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11月30日(土)祖母
週末実家介護で春日部の実家へ。バイトが休みだという娘もついてくる。 月に一度程度、こうして娘は私の介護に付き添ってくれて...
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12月5日 皇后は闘うことにした
現役書店員が新刊を紹介する「新刊番台」。何故『番台』なのか何故『岩風呂』なのかは永遠の謎です。
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『檜垣澤家の炎上』は永嶋恵美の最高傑作だ!
『檜垣澤家の炎上』(新潮文庫)は、現時点における永嶋恵美の最高傑作と言って良いだろう。大正年間を貫く骨太の一族小説である...
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12月4日 マリアを運べ
今日はコミックと文庫新刊の発売が多いです。...
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仏教史をなぞる冗談小説 円城塔『コード・ブッダ』に感動!
全米で400万部を突破、ロマンタジー(ロマンス+ファンタジー)ブームに火をつけたレベッカ・ヤロスのデビュー長篇『フォー...
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12月3日 影を買う店
今日はこどものともなど福音館の雑誌も発売になっています。...
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顔のない人々に寄り添うアダニーヤ・シブリーが凄い!
砂漠でギターを爪弾くと、その音は砂に吸い込まれてちっとも響かないのだという。かつて読んだそんな話を、背中に流れる冷たい...
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ホロヴィッツ・シリーズの新機軸『死はすぐそばに』が出た!
アンソニー・ホロヴィッツの新作『死はすぐそばに』(山田蘭訳/創元推理文庫)が出た! 新作が出るたびに、今回は語り手のホ...
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12月2日 ともだち めんどくさい奴らとのこと
今日はオレンジページやESSEやパズル誌も発売になっています。...
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【今週はこれを読め! エンタメ編】輝かしさと残酷さが同居する時代を演じる〜金子玲介『死んだ木村を上演』
注目の新人作家・金子玲介氏が『死んだ山田と教室』(講談社)、『死んだ石井の大群』(講談社)に続き刊行した長編である。デ...
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11月29日(金)誠実
書店員さんなどと話していると、最近の人はSNSやTiktokやYouTubeなどその時話題になったものや薦められているも...
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11月28日(木)ルート開発
高野秀行さんの新刊『酒を主食とする人々』の刊行情報を解禁する。 自分で作って営業している、すべて売るために最適だと思う道...
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高坂浩一の新刊番台(岩風呂)
現役書店員が気になる新刊をどかどか紹介!