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犬は勘定に入れません
【早川書房】
コニー・ウィリス
定価 2,940円(税込)
2004/4
ISBN-4152085533
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
古幡 瑞穂
評価:B
この本を読了するにあたっては、間違いなく訳者の解説に助けられました。“主教の鳥株”って何?一体この世界では何が起こっているの?とのっけから“?”ずくめになってしまって、もうわけがわからない!(しかもページ数がある上に二段組みだし…)さすがに今回は読了断念かと思われたんですけど、開き直って解説を読み出したら“最初わけがわからなくてもあなたのせいではありません”の一文を発見!それでようやく安心してちびちびと読み進めることが出来ました。大森さん、ありがとう。
キャラクターがとても良くってついその仲間に入った気分になれるところが魅力です。脇役の猫・犬にわたるまで姿が想像つきそうなほど活き活きしてるんですが、なんといってもレディ・シュラプネルが凄い!ほとんど出番がないのにこれだけの影響力を及ぼす脇役にはなかなか出会えませんね。19世紀の歴史と文学をよく理解できていればもっとすんなりと楽しめたんでしょう。それは残念です。『ボートの三人男』なんてこれを読むまで知らなかったもの。
松井 ゆかり
評価:A
すごくいい!500ページ以上もある長編なのに、読み終わるのが名残惜しかったくらい。12月の課題図書だった「文学刑事サーズデイ・ネクスト1」といい、こういう話と相性がいいみたいだ。SFとしておもしろいことは言うまでもないが、ミステリー的要素あり、ラブロマンスの要素あり、冒険活劇でもあり、その他いろいろあり。楽しかったー。
登場人物たちの機知に富んだ会話、というのは私にとっては小説を楽しむために欠かせないアイテムのひとつだ。もちろん原文も素晴らしいのだろうと思うが、大森望さんの訳最高!ピンポイントにあげつらってもしょうがないが、100ページの訳注など笑わせていただきました。大森さんすごい!個人的にはキムタクなどよりアイドル度は上!いま大森さんの写真集とか出たら買うかもしれない(そのときは本誌2003年6月号の時点で2万冊お持ちだったという蔵書の写真も入れてくださいね!)。
三浦 英崇
評価:A
新刊採点員プロフィールを見て頂いても分かるように、私、非常に猫好きです。
こういうタイトルではありますが、この作品の真の主人公は、時空連続体を危機に陥れた張本人(?)なのに、「我関せず」を貫き通す、まさに猫の中の猫、誇り高きプリンセス・アージュマンド。21世紀と19世紀を慌しく往復し、人の話なんぞ全く聞く耳持たないような連中に手こずらされつつ、歴史の破綻を何とか防ごうとする主人公・ネッドの七転八倒ぶりをよそに、ベッドの真ん中を占拠して熟睡したり、金魚を食べちゃったりしているお姫さまぶりが最高です。
猫派の皆様にお薦めです。ネッドになついてるブルドッグのシリルもいい奴なので、犬派でもOK。もちろん、ユーモア溢れるタイムトラベルSFを読みたい方も是非。
この書評、いろいろ偏っている気がしますが、私に猫ネタの課題図書を振るとこうなってしまうのです。理性が飛んでまして申し訳ありません。にゃー。