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背の眼
【幻冬舎】
道尾秀介
定価 1,890円(税込)
2005/1
ISBN-434400731X
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
安藤 梢
評価:C
背中に眼のようなものが映った写真。それだけでも充分恐い。さらにその人物はその後自殺をしているというから尚恐い。よくある怪談話のようだが、村の伝説まで巻き込んで話は広がっていく。登場人物の、どこかのんびりとした感じに比べ、起こっている現象は異常に恐い。ただ、話を広げすぎてしまって収集がつかなくなったような感じがするのが残念である。あっちもこっちも細かく書きすぎて、少し話が長すぎるように思う。登場人物のキャラクターが魅力的で会話も面白いので読むのに苦痛な程ではないが、もう少しテーマを絞ってもよかったのでは。そして結末、肝心の背の眼の謎がすっきりと解決しないところが気になる。謎は謎のまま受け入れる、ということか。何となく、「次へと続く……」となりそうな終り方だが、続いていくのだろうか? いろいろと気になることが残っているので、是非書いてほしいところである。
磯部 智子
評価:C
ワトソン君ならぬ道尾君の作品。表紙も怖いホラーサスペンス大賞特別賞受賞。389頁で2段組、ところが読み易くあっと言う間に読み終える。それが長所であり又…と言う作品。いきなり心霊写真から始まり、怖さに縮み上がる。でも次から次へとこれでもかと謎が提示されるにつれ、おいおい大丈夫かと心配になってきた。これは伏線なのか?それとも情景描写なのか解らないエピソードが積み上げられていく。人物描写もいかにも感が拭えないし。それで収拾がつくのか、ついたんですねぇ最終章で、ホームズならぬ霊現象探求家・真備庄介が、小骨のようにひっかかっていた問題を全て解明し、めでたしめでたし…ホントにそうなのか?とも思うのだが、意外なことに読後感は悪くない。なんとなく可笑しい雰囲気が漂うのだ。巻末の選評を読んで尚更この作品はパロディなのかと思ってしまった。
三枝 貴代
評価:C
作家の道尾は、訪れた山村で、連続して子供が行方不明になった事件を聞く。最初の被害者の頭部が発見された川原で不気味な声を聞いた道尾は、大学時代の友人真備に相談することにした。第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。
メフィスト賞受賞作みたいな小説ですよ。
本を開けた途端、2段組でびっちりつまった文字に不安になりますが、無駄な描写や余分な会話が多いので、予想よりずっと速く読めます。(選評によれば、応募時点ではさらに余分な語句が多くて、これはけずった後らしいのですが。)
矛盾があったり(心霊現象に懐疑的な探偵なのに、推理の過程で真贋を吟味しないまま心霊現象を前提に話をすすめる)、フェアじゃない(推理材料が探偵だけに明らかで、読者には隠されている)などの欠点がありますが、この小説が目指しているのはミステリではなくキャラ萌え小説なのでありましょう(主役のアイドル化、作品のシリーズ化を意識している気配がぷんぷんする)から、このままで良いのだと思います。
美形の探偵が活躍する話、登場人物が相互に恋愛感情を抱いたり男の親友同士が不必要に友情を強調するたぐいのミステリが好きな、さる筋の愛好家諸氏におすすめです。
寺岡 理帆
評価:C
とにかく最初は怖かった。
「オグロアラダ」の意味がわかる場面ではもう怖くてそれ以上本が読めなかったほど(なんせ夜中に一人で読んでたんで…/笑)。基本的に怖いのは苦手なんです。
ところがところが、真備登場で怖さは一気に霧散。これは超有名某シリーズじゃ!?そうなるともう、道尾はちょっと社交的になった某シリーズの某作家にしか見えない。真備はどうしても某陰陽師と比べずにはいられない。そして、どちらも比べるとどうしてもインパクトが弱いというか…。
完全にオカルトな本というわけではない。かといって、すべてを論理的に語る本でもない。うーん、立ち位置が曖昧な印象。「背の眼」というタイトルも生きてない気がする…。
最初はものすごく怖かったのに。
真備というキャラクターを出してきちゃったのは、失敗のような気がする。