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ハイドゥナン(上下)
藤崎慎吾 (著)
【早川書房】
定価1785円(税込)
2005/7
ISBN-4152086556
ISBN-4152086564
(上)
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
(下)
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
磯部 智子
評価:C
2段組上下巻で1000頁近い大長編。そのわりにはサクサク読めたのだが…。南西諸島沈没の危機に巫女(神話)と科学者たち(SF)が手を携えて立ち向かっていく姿が描かれている……と書きつつ一体この作品はSFなのかオカルトなのか恋物語なのか?よく解らない。ぎゅうぎゅうにいろんなものが詰め込まれており、思わせぶりなこの伏線はどんな結果を生み出すのかと期待したもののなんだかムム…に終わっている。もう少し焦点を絞り込む事は出来なかったのか。与那国島のムヌチ(巫女)と神様、隠れマッド・サイエンティストたちのISEIC理論、共感覚、兄姉弟間の成就できぬ恋愛、それとアメリカが木星の衛星エウロパに向けて打ち上げた探査機にもある仕掛けがあり、ああ、そうきますか、というラストに結びつく。細部には感心する作品であったが、なんとも冗漫な印象が残った。
三枝 貴代
評価:C
かつてわたしはSFというジャンルの定義を、「科学的原理に基づくフィクション」と解しておりました。時が移り、科学原理に基づいた娯楽小説の数々、『ジュラシック・パーク』だとか『アウト・ブレイク』などが、意外なほどSFと意識されない今日この頃、この定義にやや疑問を感じるようになりました。人によっては、SFとは「宇宙小説」であると言います。なるほどとは思いますが、あえて別の定義を提案したいと思います。それは「疑似科学小説」。
なぜだかSFファンに評価の高いSFには、超能力だとか、宗教だとか、神だとかが登場するからです。こう考えると、SFのコアなファンに科学者は意外と少ないことも腑に落ちるのです。なぜなら疑似科学は、科学から最も遠い概念だからです。
本作は、コア中のコアなSFの常套スタイルを踏んだ、SFらしいSFです。主役が科学者で、超能力を持った人間が重要な助言をし、数々のいきさつは歴史的な因縁を持っていて、地球規模の困難が、そして人類の未来は? という。
丁寧な作品なのですが、ジャンルSF以外の人には受けないかもしれません。旧来型のSF文脈にあまりに沿いすぎているからです。超能力とか伝奇的な部分は外してびっしり科学のみで論理的に押すか、逆に理屈はすっとばして荒唐無稽で豪快な話にした方が、一般の人にはうけいれやすい作品になったかもしれません。
寺岡 理帆
評価:B
大きく3つの軸にそって物語は進む。岳志と柚の恋の顛末、科学者たちの沖縄を救うための秘密のオペレーション、そしてエウロパに仕掛けられたひとつの賭け。それぞれが交差し、壮大かつ綿密な織物が編まれている。
けれど何しろ、長すぎる…。文章自体は読みやすいので、厚さの割にさくさく進むものの、どれが一番の軸ということもなく同じくらいの密度で書き込まれているために、どうしても冗長な印象。沖縄沈没に向けてカウントダウン! 果たして彼らは沖縄を救えるのか!?という臨場感溢れるサスペンスを期待すると肩すかしを食らう。かなり鬼気迫る状況なのに、なぜか妙にのんびりしているというか、間延びしているというか…。もう少し、どこかに焦点を絞ってほかの部分をざくっと削った方がよかったんじゃないかしらん。何しろめちゃめちゃおもしろそうな設定なので、本当に残念。話にのめり込んで愉しむことができなかった…。
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