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暗く聖なる夜(上下)
【講談社文庫】
マイクル・コナリー
定価840円(税込)
2005/9
ISBN-4062751844
ISBN-4062751852
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北嶋 美由紀
評価:★★★★★
ちょっとオマケの☆5つ。 現代最高峰のハードボイルド・シリーズである、ボッシュシリーズの9作目とか。半熟好みの私はもちろん前8作未読で、初対面の主人公ボッシュはすでに警察を退職していた。しかし、初心者でも大丈夫。下巻にある親切な訳者のあとがきで今までの概要がわかる。本書ではボッシュがかつて担当した殺人事件や関連する現金強奪事件などの未解決事件に取り組む。4件の事件が複雑に絡み合って少々わかりにくいのと、「元」のつく立場となったボッシュの行動が制約されるため、初めはあまりおもしろいとは思えなかったし、彼の性質をつかめていないので、なんでこんなに未解決事件に力を入れるのか釈然としない気分だった。それなのにページをめくる手は動き続けた。やがてこの純で一途で不器用な時代遅れのオジサマに妙な親しみがわいてくる。真相解明は最後までひっぱるし、最後のオマケもなかなか感動。首から下が完全に麻痺した元刑事の妻が夫を抱く姿とラストシーンに「このすばらしき世界」の曲がオーバーラップして今度この曲をじっくり味わってみたいと思った。
久保田 泉
評価:★★★★
邦題が暗く聖なる夜、ときた。ハードボイルドとは何か実はよく分かっていないが、上下巻の最初の一ページがまさにハードボイルド!がつまった文章だと思った。根拠はないが、格好いいのだ、確かに。これはいける、と第六感が消えない内に読み進める。文中渋く流れるジャズも、サッチモの〈素晴らしき世界〉。これほどポピュラーな曲なら私でも知っていて、感情移入もしやすい。本著はハリー・ボッシュを主人公とするシリーズものの第九巻で、前作でロス市警を辞めたそうだ。まだ52歳のボッシュは、自身が過去に関わった未解決事件を独自に調べ始めたところ、ロス市警から厳しい横槍が入る。若い女性の殺人事件と、彼女の勤めていた映画会社の撮影現場でおきた現金強奪事件の裏にせまるボッシュと周辺に危険が迫る。ミステリーとしても人間ドラマとしても、最後のおまけ?まで飽きさせず、ハードボイルドを堪能しました。
林 あゆ美
評価:★★★★
祝!「IN☆POCKET」文庫翻訳ミステリー2005総合1位!
ハリー・ボッシュシリーズの最新作である9作目にあたるのが本書。ハリウッド署の刑事を退職したボッシュはバッジを手放す時に、私立探偵の許可証を取得した。家のローンも終わり、年金も生活費に充分に足る生活なのだが、欠落感がある。それをうめるべくのタイミングで、一本の電話がかかってきた。ボッシュの内面にエンジンがかかる……。
事件の深層に入っていける通行バッジがなくなり、いささかの不自由はあるものの、それを補ってあまりあるのがボッシュの経験と行動力だ。カチッと響く何かがあれば、それを頭の中にしまい、その何かをつきとめる。今回は現役時代に少し関わっただけで、いまだ未解決事件に取り組むことになる。
あちこちに横やりをいれられた未解決事件が動き出し、最後にみえる迷い光(ロスト・ライト)が切ない、くぅぅ。はなみずすすりながら、エンディングのあたたかさに救われる。
手島 洋
評価:★★★
ハリー・ボッシュ・シリーズの第9弾という作品。シリーズものを途中から、しかも第9作からいきなり読むというのはかなり無理がありました。この事件よりも、警察を辞めることになった事件のほうが彼にとっては、ずっと大きなものだったし、そのときの彼の心の傷がどんなものかも分からないのに、その後の彼の物語を読んで何を批評しろと言うのでしょう。
そんな言い訳はさておき、彼は現役刑事時代に未解決のままで心残りになっていた事件を解決すべく、ひとりで活動を始める。元同僚やFBIの妨害を受けながらも彼は捜査を続け事件を解決しようとする。
彼の正義を求める一途さはよく分かるのだが、ここまでがんばれるなら、なぜ警察をやめたんだ、という疑問がわいてしまった。結局、部外者の彼が動くことで、他の人間に多大な迷惑がかかってしまうのだ。そして、どうして、彼がこの事件にそこまで執着するのか理解できなかった。シリーズを読んでいると、その辺はすぐに納得できるのかもしれませんけど。ちなみに私がBGMにしたいのはメイシオ・パーカーの「この素晴らしき世界」です。
山田 絵理
評価:★★★★
本書は、ロス市警ハリー・ボッシュの活躍を描いた「ボッシュ・シリーズ」の1冊で、警察官を辞した彼が、現役時代に未解決だった殺人事件の再捜査を独自に開始するところから話は始まる。だが、かつての勤め先のお上から捜査中止の圧力がかかったり、FBIに妨害されたりと、横槍が次々に入れられていく。
このシリーズを読むのは初めてで、裏表紙には「現代ハードボイルドの最高峰」とあり、このジャンルに詳しくないわたしは読むのが不安だったが、杞憂だった。警察官魂というか、職を辞しても尚、自分の信念に基づいて行動し、組織がらみの妨害には賢く潔く抵抗するボッシュは信頼できる主人公で、安心して読み進められる。緻密に組み立てられたプロットのおかげで、最後に全てが解明されてもがっかりすることはなく、しかも、ラストには驚きの心温まるプレゼントが用意されている。
読了後、シリーズの他の本も読みたくなった。渋い魅力を放つボッシュって、なかなかすてきなんだもの。若かりし頃の話も知りたいんだもの。
吉田 崇
評価:★★★
詳しい方ではないのだが、ジヤズのナンバーで一番好きなのはマックス・ローチの『キャルヴァリ』、あのどんどこしてるドラムが妙に格好いい、と言うのはどーでもいいのだが、シリーズ9作目という本書、ごめんね、また初めてなのよ、とひとしきり反省する。
現代ハードボイルドの最高峰との事だが、最初、展開がスローモーなのにちょっと戸惑う。警官を辞したという現状を伝えるためなのだとは思うのだが、主人公が腕利きなのかただの耄碌じーさんなのかがはっきりとせず、ちょっといらいら、負傷して不随になった元警官とその妻のやりとり辺りからスピードがついて、下巻に入ると頭から飛ばしていけます。犯人との対決なんて、年齢を感じさせないほど見事な戦いぶりで、見事すぎるんじゃないの? と、ちょっと意地の悪い見方をしたりもします。エンディングはほのぼのとして、全体に面白くは読めますが、個人的にハードボイルドの主人公は幸せじゃない方がしびれるので、そういう意味で評価は★★★、結構大盤振る舞いです。
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