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キタイ
吉来駿作
【幻冬舎】
定価1680円(税込)
2006年1月
ISBN-4344011007
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
島田 美里
評価:★★★
一番嫌な種類の怖さだなあと思いながら読んだ。殺人も幽霊ももちろん嫌だけど、自分の記憶を侵食されるっていうのは本当に怖いと思う。失われるだけならまだしも、他人の記憶に忍び込まれたりしたら、気が変になりそうだ。
深町を始めとする高校時代の仲間たちが味わうのは、まさにそんな恐怖。死んだ友人・葛西を生き返らせるために「キタイ」という儀式を行った彼らを襲うのは、まるで幻と現実が混濁したような怖さだ。朦朧とした感じが、船酔いみたいに気持ち悪かった。
それにしても、「キタイ」に関する記述にはリアリティーがあった。死人の体から現れた青い球体を取り出して口にするという描写では、手触りだとか、口に入れたときの舌触りまで想像してしまった。そして、キタイが日本に伝来したのは中国の随の時代だというくだりでは、ひょっとして何%かはノンフィクション?と、本気で信じそうになった。
人の体に乗り移ってまでもこの世に存在しようとする執着心が、とても怖い作品だった。
ただ、執着の裏にある悲哀とか、やむにやまれぬ思いとかを、もうちょっと実感したかった気もする。
新冨 麻衣子
評価:★★★
中国に伝わる死者復活の儀式・キタイ。その儀式を行うと、遺体の中に青い玉が生じる。そして、ぬめりながら零れ落ちるその玉を飲んだ時、その者に死者が乗り移って甦るという。深町たち8人の高校生は、死んだ仲間・葛西を甦らせようとキタイを行った。しかし、葛西は甦らず、青い玉を飲んだ彼らの人生が大きく狂い始める。あれから18年。葛西は、当時のままの姿で復活を遂げた。そして、キタイの秘密を知るかつての仲間を殺し、永遠の命を得ようとするが……。
話の骨格だけ見ると、まぁたしかにあの漫画を連想するね。でも細かいエピソードがうまく繋がってて、ぐいぐい引き込んでくるパワーも感じる。読み終わればいろいろ突っ込みたくなるけど、読んでる間は楽しかったので個人的にはOKです。
細野 淳
評価:★★★
物語は三部構成。最初の「ただいま」と最後の「また明日」が、「今」を部隊にしたものであるのに対して、真ん中の「さよなら」が登場人物たちの高校時代を振り返った部分。
「ただいま」の部分をよんだだけでは、まだ謎が多すぎて、理解できないかもしれない。もちろん、ホラー小説だから、それがまた不気味さを巧みに演出していて、いいのだけれども。
そして、「さよなら」で、物語の謎が、ある程度明かされるようになる。個人的には、この章が一番読み応えのある部分。高校生ならではの、やんちゃさと好奇心が交じり合った、いかにも大人気ない行動。そんな行動が、取り返しのつかない過ちを生み出すことになってしまったのだ。ホラー小説のような現実離れした設定でなくても、身に覚えのある人は、結構いるのではないのでしょうか?
そして、最後の「また明日」の部分で、謎の全容が分かるようになる。グロテスクさや残虐さはこの章が一番凄い。ただ、前の章までの不気味さがどこか薄れてしまったようにも感じてしまう。物語の構成は文句無いけど、できれば読後も、恐怖感がどこかしらに残るような作品にして欲しかったかな。
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