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デス博士の島その他の物語
ジーン・ウルフ
【国書刊行会】
定価2520円(税込)
2006年2月
ISBN-4336047367
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
島田 美里
評価:★★★
空想と現実が入り交じった短編集だからか、悩みながら読んだ。訳者の解説によると、著者は再読によって喜びが増す作品を目指しているらしい。確かに何編かは2回読んだ。しかし、面白すぎて再読したのとはちょっと違う。気になるから読んでしまったのだ。
まず、主人公の少年が、小説の中の登場人物と会話する表題作では、どこからどこまでが空想の人物なのかとても気になった。また、アメリカを訪れたイラン人が、6個の卵菓子のうちどれか1つにドラッグを染み込ませて、それを毎夜食べる「アメリカの七夜」では、ドラッグによる幻覚症状が何個目の菓子で起きたのか気になった。
そんな中、「眼閃の奇蹟」だけは、一読しただけで面白かった。目の不自由なティブ少年は、冒険途中に天使に出逢ったりするけれど、それは空想じゃなくて心の世界の現実である。人の心の色まで見える気がして、癒されながら読んだ。最後の数行は、パステルカラーに包まれているような景色が思い浮かんだ。この話に関しては、気になるからじゃなくて面白いから再読すると思う。
松本 かおり
評価:★★★
う〜む……。いったいどうしたものか……。読むには読んだものの、まったく気持ちに響いてこない。苦しい。小説世界に入れない。全5編もあれば、どれか1編くらいは何かしら感じそうなものだが、情ないことに<ナンジャコレ状態>でフリーズ。では、なんで「★3つ」なのか? それは、だ。内容がピンと来なさすぎて良いとも悪いともいえないがゆえ、無難なところで「中」ということで……ごにょごにょ。(と、お茶を濁す……)
あとがきによれば、著者のウルフ氏は「言葉の魔術師であり、言葉を使って読者に魔法をかける」のだそうだ。しかも「読者は文章を注意深く吟味し、表面の裏に隠れている物語をあぶり出して」やらねばならないという。思うに、私には魔法が効きすぎ、読解力が麻痺したのであろう。深読み・裏読み以前のゆゆしき問題である。ちなみに、「銅男」「服男」「金属男」と出てきて連想したのは、安部公房氏の『箱男』。特に意味は……、ない。
新冨 麻衣子
評価:★★★★★
ビバ!! ウルフ!!!!!!
まずは何故かまえがきの中にある「島の博士の死」をどうぞ。
老教授の最後のゼミにじんときたら次の表題作に行っちゃいましょう。すべての本好きに読んでいただきたいほどに魅力あふれるこの少年の物語にぐっときたら、博士シリーズ2編もがんがん読んでしまいましょう。難解? 気にするな! 二回三回読めば面白くなるから! そしてウルフらしさ全開な「アメリカの七夜」へ。何が本当? 何が幻覚? トリッキーな世界に酔いながら、ついにラストの「眼閃の奇跡」。まさに大人のための<オズの魔法使い>な、めくるめく現実にやり切れなくなっても大丈夫。素敵なラストが待ってます。
ウルフ自身の言葉を借りればまさに「小説に親しんでいる読者が楽しめるもの、再読によって喜びがいや増すもの」。何度でも読み返したくなる本に出会えて幸せです。
細野 淳
評価:★★★★★
読み込めば読み込むほど、新たな魅力がどんどんと見つかってゆくのだろう。ベストセラーになるような書籍とは違うけれども、本とじっくりと向き合いたい人には是非ともお薦めしたい一冊。
とはいえ自分も、まだこの本の魅力を、完全にはつかめず仕舞だ。次々と変わる場面、いきなりドーンと出てくる、ぶっ飛ぶような設定に、完全には入り込めなかったことが悔やまれる。その分、二度・三度の再読をしよう、とする気が心の底から湧いてくるのだけれども。
比較的入り込め易かったのは、表題作の「デス博士の島その他の物語」「アメリカの七夜」の二つの作品。とりあえず、作者の世界を覗き込んでみたいという人は、これらから読み始めてみるのが良いのだと思う。本書の最後に収められている「眼閃の奇蹟」は、はっきり言って難関。消化不良のまま読み終えてしまったのが残念だ。
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