AKB48大堀恵「色んなキャラを試して今のキャラにしました」と宣言~『最下層アイドル』

最下層アイドル~あきらめなければ明日はある!~
『最下層アイドル~あきらめなければ明日はある!~』
大堀 恵(AKB48)
WAVE出版
1,470円(税込)
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 芸能界を生き抜く上で必要不可欠なものでありながら、決してオープンにしてはいけないのが「キャラ作り」というやつ。近頃大ブームの「おバカ」をはじめ、「天然」「毒舌」「ヘタレ」「鬼嫁」etc...、キャラのパターンはそれこそ枚挙に暇がないが、見る側に「こいつ、キャラ作ってんなー」と思われてはいけない点ではみな同じだ。ところがアイドルグループAKB48の最年長メンバー・大堀恵(26)は、堂々と「キャラ作りして何がいけないの?」と言い放っている。

 AKB48ファンは、人気メンバーを「推され」、そうでないメンバーを「干され」と呼ぶが、その中で完全に「干され」に入っていたという大堀。その状況に嫌気が差し、一時は「もうやめたい」とまで思うようになった彼女だったが、ある時ふと「どうせやめるなら、1公演に1回でいいからお客さんの視線を集めてやろう」と思ったそう。

 彼女は毎日のように開かれるAKB48の公演で色々なキャラを試し、どうやら自虐ネタや色っぽい発言がウケることを確認。反応が良かったものだけを自分の中で整理し、それを研ぎ澄ましていくことで、ついにグループ内での自分のポジションを見つけることができたと自著で明かしている。

 本の中では大堀流サバイバル術として「何ができるか」ではなく「どこが空いてるか」を探せという技を伝授。「どんなにあなたが優秀でも、すでに埋まっている席を奪うのはすごく難しい。まずは自分の場所をキープすれば、案外そこが自分にぴったりの場所だったということもある」という彼女のメッセージには、最年長メンバーならではの含蓄が感じられる。

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